鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第213号(2008年1月20日)

花の香りに誘われて 「杉本寺(すぎもとでら)」



   
   前号からの続きです。

   「鎌倉宮」 を後に、金沢街道へ出て報国寺方面に行くと

   街道沿い左手に 「十一面杉本観音」 と書かれた沢山の

   白い幟が立ち並ぶ 「杉本寺」 を訪ねました。

   
   ※ 以下の写真は1月20日撮影したものです。


  
  「大蔵山」中腹にある本堂への途中に 「仁王門」 が

  あります。

  口を開いて睨んでいる方が 「阿形(あぎょう)」


   口を結んでいる方が 「吽形(うんぎょう)」

   「運慶」 の作とか。

   さらに石段を上っていくと、右手に 「大蔵弁財天」 が

   あり 「蝋梅」 が幽かな香りを漂わせていました。

   


  さらに急勾配の石段を上っていくと、磨り減って苔生

  した石段が続きますが、此処は柵止めされていて入る

  ことは出来ません。  脇道を回り込んで上り切った

  ところに茅葺屋根の 「本堂」 があります。


   大蔵山 「杉本寺」 天台宗

   本  尊  十一面観世音菩薩

   開  基  行基菩薩

   観音霊場  「坂東三十三ヶ所」 第一番札所

   写真は参道下りの途中の2,3輪咲き始めたばかりの梅。


  
  書院 脇にひっそりと咲く 「白侘助」


     侘助は 一輪ざしに 似合ふもの

                    (高浜年尾)



   
   参道脇には散りもせず、陽に映える紅葉の大木が。


      下りざまに 叉鐘きくや ふゆもみぢ

                      (凡 董)


                つづく