鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第230号(2008年2月17日)
花の香に誘われて 「東慶寺」「浄智寺」
◆ 梅ほころぶ東慶寺
前号からの続きです。
「東慶寺」境内には「節分の日」の大雪の名残りが
所々に残っていました。
※ 以下の写真は2月17日撮影したものです。
茅葺屋根の鐘楼下から見た白梅。
青空に勢いよく延びた枝っぷりがいいですねぇ。
梅の花しだり柳に折り交じへ
花に供へば君に逢はむかも
(詠み人知らず)
茶室「寒雲亭」前に咲く紅梅。
紅梅の咲いて古木の華やげり
(吉岡みち代)
◆ 春待ち遠しい浄智寺
東慶寺山門下の「喫茶吉野」でコーヒーとフルーツ
ケーキを頂き暫し休憩。
次はお隣りの「浄智寺」へ。
鎌倉街道沿いの入口標識脇には、やや色褪せてきた
「蝋梅」の花が未だ頑張って咲いています。
門前の石橋から「総門」を望む。
鎌倉五山第四位 金宝山浄智寺
開基 北条宗政 北条師時(もろとき)
開山 兀庵普寧(ごったんふねい)
大休正念(たいきゅうしょうねん)
南州宏海(なんしゅうこうかい)
杉木立の中、総門を潜って長い石段を上る途中にも
所々に雪が残っていました。
石段を上りきった正面には二層式の「鐘楼門」が建
っています。
浄智寺境内の梅は未だ蕾がちのようでした。
ピンク色の可憐な「桜草」が咲いていました。
サクラソウ科 花言葉(ピンク) 「初恋」
仕合せは小さくともよし桜草
(久保しん一)
鐘楼門を潜った右手には、本尊の三世仏が安置され
ている「曇華殿」(仏殿)が佇んでいる。
仏殿横の「枝垂れ梅」はやっと蕾がほころび始めた
ばかりのようでした。
付近には色香も少し薄れてはきたが「蝋梅」の花が
梅の花が咲くまではと頑張っているようです。
朝の内は青空の広がり春先を感じさせるような
陽気でしたが、段々雲が多くなり寒々としてき
たようです。
梢には名も知らぬ鳥が羽を休めていました。
色んな鳥たちが飛び回っていますが名前がよく
わかりません。少し勉強しないといけませんね。
「書院」裏庭には雪が未だ残っていましたょ。
地に近く咲きて椿の花おちず
(飯田蛇笏)
書院裏から隧道を潜って、鎌倉七福神のひとり、
弥勒菩薩の化身と言われる「布袋尊」に今日も
元気を頂きに寄ってきました。
お腹の辺りが大分黒光りしてきましたね。