鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第231号(2008年2月17日)
花の香に誘われて 「明月院」
◆ 早春の息吹 ふきのとう
前号からの続きです。
浄智寺で布袋尊のお腹を擦って元気を頂いた後、
5分ほどの明月ガ谷にある”紫陽花の寺”で知ら
れる「福源山明月院」を訪ねました。
明月院川(山ノ内川)の畔りに「蕗の薹」を見つけ
ましたょ。 ほろ苦い早春の香り、故郷では蕗の
とうを”バッケ”と言います。
味噌汁に蕗の薹をば刻み入れて
香にたつ朝の厨明るき
(斉藤礼子)
小鳥が川の水を飲みに来ました。
綺麗な鳥ですが名前が分かりません。
※ 以下の写真は2月17日撮影したものです。
◆ 白梅の蕾ふくらむ
今の時季は訪れる人も少ないようです。
静寂な境内をのんびりと回ることが出来ました。
北条時頼廟脇の白梅は未だ三分咲き程度でしたね。
まんさくの花びら動く日曜日
(牧野洋子)
水仙やよくよく冬に生まれつき
(加賀の千代女)
鎌倉では最大級といわれる「明月院やぐら」の
前に咲く「紅梅」
紅梅の濃き紅のなかなかに
物思ふ色をつつみかねつも
(伊藤左千夫)
梅の花咲けるが中にふふめるは
恋か隠れる雪を待つとか
(茨田 王)
方丈の「丸窓」から裏庭園を眺めると「青地蔵」が
空を見つめてひっそりと佇んでいました。
隣りの和室縁側のガラス戸越しには「赤地蔵」も
春を待ちわびるように座していました。
山門横には「うさぎ」君の遊び小屋があります。
一羽しかいないようですが、立派な小屋…と言う
よりも、うさぎ御殿のようです。
寒い時期は寝所が別にあるようです。
飼育係りの方に抱かれて寝所へ戻るうさぎ君。
係りの方も可愛くって仕方がないというお顔です
ねぇ。
北鎌倉駅へ戻る途中、甘い物が食べたくなり、
横須賀線沿いの「紫穂の里」で暫しの休憩。
此処の”みたらし団子”も美味しいが、今日は
”善哉セット”戴く。
こじんまりとした店内は清潔感もあり、明るい
雰囲気のお店です。