鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第232号(2008年2月17日)
花の香りに誘われて 「大巧寺」「本覚寺」
◆ 三椏の花咲く大巧寺
前号からの続きです。
鎌倉駅東口から直ぐの”おんめさま”の名で親し
まれる「大巧寺」を覗いてみました。
参道脇には「三椏」が咲き始めていました。
三椏の花は目立たずつゝましく
(松岡渓蝉郎)
本堂横の「白梅」は今が見頃のようでした。
老梅の幹の虚ろも景をなす
(湯浅桃邑)
※ 以下の写真は2月17日撮影したものです。
木瓜の枝を花が交錯させてゐし
(後藤比奈尾夫)
本堂前には鮮黄色の可愛い「黄梅」が咲いていまし
た。 別名 「迎春花」
梅の仲間ではなくモクセイ科でジャスミンの仲間
だそうです。
迎春花故郷恋しくありし日々
(三木朱城)
◆ 満開の紅梅 本覚寺
大巧寺から1分程の小町大路にある「本覚寺」を
訪ねました。
正式には「妙厳山本覚寺(みょうごんさんほんが
くじ)」 別名 「東身延」
開基 足利持氏 開山 日出上人(にっしゅつ)
「日蓮御分骨堂」脇には満開の紅梅が見頃を迎え
ています。
「本堂」脇の満開の紅梅。
梅の花いつは折らじといとはねど
咲きの盛りは惜しきものなり
(大伴書持)
紅梅の暮れんとしつゝさだかなり
(高浜年尾)
世の中は恋繁しゑやかくしあらば
梅の花にもならましものと
(豊後守大伴大夫)
梅の花たが袖ふれし匂ぞと
春や昔の月にとはでや
(源 通具)
鎌倉でも場所により、梅の花にも遅早があるよう
です。
2月下旬から3月上旬辺りが見頃でしょうかね。
おわり