鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第237号(2008年3月2日)
花の香りに誘われて 花の寺 「瑞泉寺」

◆ 鐘楼から本堂を望む

◆ 臥龍梅の古木
暖かな陽気の下、鎌倉最奥に位置する二階堂の
花の寺「瑞泉寺」を訪ねました。
受付を入った左手の梅林は、数本の梅が綻び始
めていましたが、全体的には未だ少し早いよう
でした。
総門を潜ると正面に”龍”のような梅の老木が目
を惹きます。
根元付近は朽ちかけていますが、見事な白い花
を咲かせています。
※ 以下の写真は3月2日撮影したものです。

◆ 紅梅

◆ 紅白競い咲き
「本堂」の屋根は特徴のある反りと左右対称の
美しい建物です。
境内は沢山の梅の木があり、花の寺らしく水仙、
福寿草、椿などの花々が咲いています。
さしのぞく 仏の前も 梅にほふ
(水原秋桜子)

◆ 本堂と黄梅(おうばい)

◆ 本堂脇の枝垂れ梅
「本堂」前には鎌倉市指定天然記念物の「黄梅」が
咲き始めました。
「本堂」脇には枝垂れ梅が咲いています。
梅は匂ひよ 木立はいらぬ
人はこころよ 姿はいらぬ
(隆達小歌)

◆ 白梅

◆ 福寿草
吹く風をいとひも果てじ梅の花
散りくるときぞ香は増さりける
(凡河内躬恒)
境内の彼方此方に”春を呼ぶ花”「福寿草」が
満開です。

◆ 地蔵堂と紅梅

◆ 三椏
「どこもく地蔵堂」前に咲く紅梅。
ぱつぱつと 紅梅老樹 花咲けり
(飯田蛇笏)
地蔵堂横では、小ぶりの「三椏」が可愛い顎を覗か
せていました。

◆ 白玉椿

◆ 諸喝采
そろそろ昼飯時、美味しそうな”ゆで卵”に見え
てきましたが…。
「白玉椿」がほころび始めたところです。
帰り道、下庭園で「諸喝采(しょかっさい)」が
一茎咲いていました。
アブラナ科 別名 「むらさきはなな」

◆ 枝垂れ梅

◆ 菜の花
受付を出て直ぐの「山門」から一本裏通りで見事な
枝垂れ梅が咲いていたので思わず”一枚”
付近には満開の白梅や藪椿も咲いています。
瑞泉寺からの戻り道、「永福寺跡(ようふくじあと)」
で「菜の花」がぽつんと咲いていました。
藪の菜の だまつて咲て 居たりけり
(一 茶)