鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第241号(2008年3月9日)
花の香りに誘われて 「七里ガ浜」・「極楽寺」
◆ 春の海 七里ガ浜
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◆ 七里ガ浜
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◆ 箱河豚
前号からの続きです。
「常立寺」で2時間ばかり枝垂れ梅を堪能したあと、
腰越経由で湘南の海辺を散策。
今日の七里ガ浜は穏やかな波が打ち寄せる”春の海”
でした。
※ 以下の写真は3月9日撮影したものです。
浜辺には「ハコフグ」が打ち上げられていました。
フグ科ではないので、猛毒のテトロドトキシンは
持っていないが、皮膚にパフトキシンという毒を
持っていて、興奮したり、死ぬ時は毒を分泌する
ようなので素手では触れない方がいいでしょうね。
おじさんは触ってしまいましたが、今のところ生き
てますよー。
◆ 若布の天日干し
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◆ 若布干し
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浜辺では養殖若布の天日干しをしていました。
今日のような好天だと、一日半程天日干をする
とのことでした。
干し棚の辺りは磯の香りが漂っていました。
暖かーい味噌汁がのみたくなりましたねぇ。
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◆ 養殖海苔場を望む
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◆ 鎌倉高校前駅にて
海苔の養殖場はヨットの手前に、目印の赤い旗が
立っている辺りだそうです。
浜辺で暫し俄かビーチコマーに変身。
収穫は花の絵柄の陶片と、勾玉のような小石に丸
い穴の開いたものを拾いましたが、グリーンだったら
ひょっとして本物の翡翠の勾玉かもなんて思いなが
ら探していたら、ありましたっ!勾玉とは形は違うが
”翡翠”を見つけましたよー。
えっ! 違う? ただのシーグラスだってー。
で…しょうねぇ。
◆ 梅香る 「極楽寺」
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◆ 極楽寺山門
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◆ 本堂
富士山は見えませんでしたが、潮の香と波打ち際
の砂の感触を楽しんだ後、江ノ電で「極楽寺」へ向
かいました。
前回訪れたのは、百日紅の花が真っ盛りの頃でし
たので7ヶ月ぶりになります。
霊鷲山(れいじゅうさん)感應院極楽律寺
開 基 北 条 重 時
開 山 忍 性 菩 薩
御本尊 釈 迦 如 来 立 像
※3月9日付けで「極楽律寺」さんより、撮影及び
掲載の許可を得ています。
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◆ 本堂前の白梅
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茅葺の山門を潜ると真っ直ぐに延びた参道の突き
当たりに「本堂」が立っています。
四月「桜」の頃は参道が桜のトンネルが出来ます。
紫陽花の時季、また炎暑の花「百日紅」の咲く頃も
見事です。
「本堂」前には左右に一本づつ白梅が咲いています。
左側の白梅は顎が紅色で、ほんのりピンクがかった
花を咲かせています。
散りながら 咲きながら 梅日和かな
(今井千鶴子)
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◆ 新客殿前の白梅
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◆ 寺務所前の白梅
只今改築中の「新客殿」前と、「寺務所」前の白梅
も見頃のようです。
散り初めてより梅が香の動きをり
(山下しげ人)
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◆ 参道脇の椿
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◆ 福寿草
毎年4月8日の「はなまつり」の日は秘仏開帳と、
裏山奥の院に立つ「忍性塔」が一般公開されます。
忍性塔は、総高 357,2?の巨大な五輪塔です。
通常は非公開です。
※ ?76号でレポートしています。
忍性(にんしょう)菩薩は、布教のかたわら病人や、
貧しい人々を救うなど広く慈善事業を行うなど人々
から崇拝された方です。
没後、後醍醐天皇より「菩薩」の称号を贈られて
います。