鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第245号(2008年3月11日)
花の香りに誘われて 「浄妙寺」・「寶戒寺」
◆ 浄妙寺
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◆ ソックス君のお出迎え
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◆ 満開の山茱萸
遅くなりましたが前号からの続きです。
北鎌倉の東慶寺から足を延ばして、金沢街道浄明寺
の「浄妙寺」を9日振りに訪ねてみました。
久し振りに”ソックス”君が出迎えてくれました。
※ 以下の写真は3月11日撮影したものです。
境内の梅は散ってしまったようです。
「サンシュユ」の黄色の花が青空に輝いていました。
さんしゅゆの花のこまかさ相ふれず
(長谷川素逝)
◆ 石窯ガーデンテラス
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◆ 石窯ガーデンテラス
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◆ 館内
茶席「喜泉庵」で抹茶と菓子を頂き、枯山水の庭を
眺めながら水禽窟の音色に耳を傾ける。
茶席は私たちだけでしたので、揺ったりとした時
を過ごすことができました。
「石窯ガーデンテラス」は先程まで満席でしたが
ランチタイムも一段落ついたようなので、食事を
頂くことにしました。
暖かな陽気だったので、庭園を眺められるテラス
席にしました。
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◆ 蛙の卵
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◆ 紅花万作
日当たりのいい庭園には、藪椿、アナベル、クロッカス
などの花が咲いていて、目を楽しませてくれます。
池から流れる水辺には「蛙の卵」が春を待ちわびてい
るようでした。
散策路展望台には、イチゲ草、福寿草、水仙、万作(紅)
などの花々が咲いていました。
桜の蕾も大分膨らみを増しているようです。
◆ 人力車に乗って
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◆ 人力車に乗って
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◆ 頼朝公の墓前にて
何時も「鶴岡八幡宮」で花嫁、花婿さんを乗せて
颯爽と鎌倉の街を駆け抜ける「有風亭」の人力車
を見ては、ちょっと照れくさいが、一度は乗って見
たいものだなぁと思っていました。
どうせ乗るなら「有風亭」の青木さんにと思い、
予約を取りました。
浄妙寺から鶴岡八幡宮までの一時間コースでお願
いしました。
青木さんは今年で創業25周年を迎えられるとのこと。
古都鎌倉に精通したプロ青木さんならではのきめ細
かい案内に大満足でした。
路地裏は結構歩いた積もりでいましたが、其のまた
裏道を抜けてくださりとても勉強になりました。
一段高いところから見る鎌倉の街並みは、何時もと
はまた違った風景に見えました。
◆ 枝垂れ梅満開の寶戒寺
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◆ 参道の梅
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◆ 本堂と紅梅
コースの最後に枝垂れ梅の名所「寶戒寺」に寄って
もらいました。
参道の梅も満開でした。
境内の「思いのまま」や「枝垂れ梅」も満開でした。
近くまで来ていながら、何度か見そびれていました
が、何とか満開の梅を見ることが出来ました。
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◆ 枝垂れ梅
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◆ 思いのまま
梅の花今盛りなり
百鳥の声の
恋しき春きたるらし
(田氏肥人)
花とをし にほひにかすむ 軒の梅
(心 敬)
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◆ 枝垂れ梅
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◆ 路地裏を行く
寶戒寺で満開の梅を堪能した後、暫く路地裏等を
案内して頂き、鶴岡八幡宮前で降車しました。
流石はベテラン、二人合わせて120?近い重さも
物ともせず、緩い傾斜の路地裏も筋骨隆々、屈強
な体躯で引いて下さいました。
乗り心地も案内も大満足でした。
今月末で「還暦」を迎えられるそうですが、まだ
三十歳代のような若さの青木さんでした。
”おじさん”の方が少し上ですが、お恥ずかしい
限りです。
何時までもお元気でご活躍下さいます様お祈り
いたします。
また機会があったら乗せて下さい。
「有難う御座いました!」
おわり