鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第290号(2008年6月7日)

◆ 七色に染まる紫陽花 成就院 

◆ 参道上から由比ガ浜を望む

前号からの続きです。

極楽寺から直ぐの紫陽花の寺「成就院」を訪ねました。
昨年は崖崩れ防止工事のため寂しかった成就院の紫陽花も、今年は花付きも良く大ぶりの花が見頃を迎えていました。

※ 以下の写真は6月7日撮影したものです。

◆ 極楽寺坂切り通し 

◆ 西結界側参道の墨田の花火

西結界門(極楽寺駅側)から石段を上ります。
梅雨の晴れ間の休日とあって大勢の見物客が押し寄せていました。

◆ 七色に染まる紫陽花…

◆ 東結界側参道の紫陽花 

山門前の石段上は参道の紫陽花と由比ガ浜の絶景が観られるビューポイント。
大勢の人で写真も思うように撮れない様な状態でした。
参道両側には「般若心経」の文字数と同じ262株、色とりどりの紫陽花が咲いています。
参道石段の数は「煩悩」の数と同じ108段あるそうです。
108と言う数字は「いっぱい」とか「たくさん」のという事だそうですょ。 4×9(四苦)=36 8×9(八苦)=72 36+72=108 になるとか。
おじさん何時も四苦八苦してますから、煩悩もいっぱい有り過ぎて108×2でないと足りないかも…。 


◆ 東結界側参道の紫陽花

◆ 東結界側参道の紫陽花

        
            あぢさゐの下葉にすだく蛍をば 四ひらの数の添ふかとぞ見る  (藤原定家)

◆ 東結界側参道の紫陽花

◆ 額紫陽花

          
                    迷うあじさい七色変わる 色が定まりや花が散る

          紫陽花の花言葉  総称 「ホラ吹き」「高慢」
                      白色 「移り気」
                      青色 「冷淡」
     
          と、 花色が七変化するイメージからか、あまり良い花言葉はないようですね。 
                      桃色 「乙女の夢」
       

◆ 東結界側参道の紫陽花

          
                     あじさいや田の字づくしのぬれゆかた  (  )

◆ 東結界門付近の紫陽花

◆ 東結界門脇の紫陽花

     
         つゆ空ゆ陽はさしにけりてまりなす あぢさいの花の色に出でつつ  (香取秀真)