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いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート No.354(2008年11月25日) |

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 【常栄寺山門】
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前号からの続きです。 妙本寺の総門を出て直ぐ左の路地を行くと、程なくして左手に朱塗りの冠木門があるぼたもち寺で 親しまれている常栄寺(じょうえいじ)があります。 ※ 以下の写真は11月25日撮影したものです。 |


冠木門の上部には源頼朝の家紋である笹竜胆が、そして金色に輝く橘の紋が目を惹きます。 左の柱には、塚本柳斉が詠まれた歌が刻まれています。 これやこの法難の祖師に萩のもちささげし尼がすみにし所 |


寺務所前には沢山の柚子が置かれてありました。 萩枯るる枝先は眼の果てのごと (皆吉爽雨) 柚の香や秋もふけ行く夜の膳 (永井荷風)
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 【幟はためく八雲神社】
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常栄寺から更に南へ下がると、左手に厄除け祈願の赤い幟が立ち並ぶ大町の鎮守八雲神社 (やぐもじんじゃ)があります。 参道を進むと本殿の背後にある数本の銀杏の木が見事に黄葉していました。 |


本殿横の宝蔵殿には神輿が仕舞われていますが、毎年七月に行われる鎌倉祇園大町まつりには 勇壮な神輿振りが行われます。 今年は残念ながら行けませんでした。(’07年度祭りの様子は?114−115でリポートしています) |



 【本堂前に咲く石蕗の花】
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八雲神社の直ぐ先のバス通りを左折して程なく、右手に雁封じの寺上行寺、道を挟んだ反対側 には別願寺と安養院が並んでいます。 安養院の道路側の石垣上には石蕗の花が群れ咲いていました。 境内の至る所にも石蕗の花が咲いていましたね。 |



石蕗の花虻をはじきてゐたりけり (大橋敦子)
つづく |



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