鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第356号(2008年11月30日)
◆ 紅葉燃える 浄妙寺 ①
◆ 古寺や紅葉も老いて…
古寺や紅葉も老いて幾昔 ( 桃 隣 )
秋色探し、秋景色などと秋を追いかけていたら、早いもので十一月も今日で終わりですね。
暦上では初冬ですが、実感としてはひと月位のずれがあるようで、此れからが紅葉の秋本番ですね。
晴れ渡る青空の下、金沢街道の浄明寺にある鎌倉五山第五位の浄妙寺を訪ねてみました。
※ 以下の写真は11月30日撮影したものです。
◆ 錦木の炎えつくしたる…
打ち晴れて野山の錦明日も旅 (北川左人) 錦木の炎えつくしたる色と見し (藤井扇女)
山門を潜ると直ぐの右手には、真紅に染まる楓が目に飛び込んできました。
左手には燈台躑躅(どうだんつつじ)がありますが、今年はあまり色づきが良くないようです。
本堂の左手前には楓の古木があります。 午後の陽射しを浴びて照り輝いていました。
◆ 大紅葉燃え上らんと…
大紅葉燃え上らとしつゝあり (高浜虚子)
◆ 日の透きて燃出したる…
日の透きて燃出したる紅葉哉 (幸田露伴)
本堂横から石窯ガーデンテラスへの石段手前にある数本の楓は、正に燃えているかの如く照り
輝いていました。
喜泉庵の黄色にもみじした楓も、紅葉とは亦違った風情があり茶室に彩りを添えていました。
つづく