鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第398号(2009年1月17日)
◇ 花の香りに誘われて 瑞泉寺
雲水の頭を剃り寒にいさぎよし (森永杉洞)
今日17日は冬の土用入り。 暦の上では、もう春に向けての季節の変わり目の時期なんですね。
とは言え、今が一年の内で一番寒い時期 「寒の内」 です。
今朝、金沢街道を東に下る修行僧の姿がありました。
藁草履に素足でした。 北国のように雪道ではないにしても修行とは云え厳しいものですね。
その街道沿いを流れる滑川岸は凍てつき氷柱が下がっていました。
春を呼ぶ水仙の花咲く瑞泉寺を訪ねてみました。
大塔宮(鎌倉宮)から瑞泉寺までは徒歩 15,6分程ですが、途中にあるテニスコート沿いには紅白
の梅の木が数本ありますが、白梅が7分咲き程に綻んでいました。
瑞泉寺山門の少し手前に天園ハイキングコースの入口がありますが、その近くの民家の傍らには
鮮やかな黄水仙が咲いていました。
瑞泉寺の受付の先左手には梅園がありますが、2,3本の木には数輪の花が付いてはいましたが、
殆どの木はまだ莟の状態でした。
境内へと続く新石段脇には枯れ落ちずに残る紅葉があります。
瑞泉寺は紅葉ガ谷(もみじがやつ)の最奥に位置するため、鎌倉では紅葉の時期も遅いためか
未だに何本かの残る紅葉が目を楽しませてくれます。
総門を潜ると幽かに花の香りが漂ってきます。
境内には水仙の花が今を盛りと咲き乱れています。 ほかに数種の椿や山茶花、蝋梅などが咲
いています。
仏殿前庭やどこもく地蔵堂前の紅梅は数輪綻び始めてはいますが、殆どの梅の木はまだ堅い
莟の状態でしたね。
水仙を遠ざかるとき近づく香 (稲畑汀子)
つづく