鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第410号(2009年2月15日)
◇ 早春の天園ハイキング ③
◇ 変化に富んだコース鷲峰山付近〜大平山〜瑞泉寺
前号からの続きです。
十王岩から更に天園ハイキングコースを、鎌倉アルプス最高峰の 「大平山(おおひらやま)」 目指
して進みます。
※ 以下の写真は2月15日撮影したものです。
建長寺から十王岩展望台まで、写真を撮りながらのんびり来ましたので、1時間40分程経っていました。
この辺りは 「鷲峰山(じゅぶせん)」 と呼ばれる所で、鎌倉に幾つかあるコースの中でも、一番変化に富
んだコースではないでしょうか。
苔生した切り通し状の道や、巨岩、奇石が点在し、結構きつい起伏が在ったりで楽しめます。
(おじさんにとっては、コース中最大の難所? あっ!やっぱり半僧坊への石段が一番きつかったですー)
ただ、雨後は泥濘があったりして滑りやすいのと、張り出した木の根に躓いて転倒したりしないよう気を
付けてくださいね。
十王岩から40分程歩くと、急に視界が開けた場所に到着します。 此処が鎌倉では最高地点の
(標高159m)「大平山(おおひらやま)」 山頂です。
天候が良ければ左方向に横浜のランドマークタワーなどが見えます。
岩場の先には広場があり、2,3組の人達が食事中でした。
行楽シーズンともなると広場は休憩する大勢の人達で賑わいます。
左手にはゴルフコースがあります。 先に見える建物はクラブハウスですね。
◇ 汗だくのところへ、温かいおでんと豚汁で…
広場から5分程の所 「天園峠」 に茶屋が2軒あります。 手前の「天園茶屋」 で一休み。
汗だくのところへ名物の温かいおでんと豚汁を頂いたので、真夏に来た時のような大汗が。
店の奥には、紅白の梅と木瓜の花、黄水仙が咲いていました。
この場所も、ロケーションが良いので天気が良ければ相模湾が眺望出来ます。
暫し休憩の後、花の寺 「瑞泉寺」 を目指しました。
茶屋を出て直ぐの所には大岩があり、この上からの眺望も素晴らしいです。
お天気が良ければ、相模湾、伊豆半島の山並みや、条件が良ければ霊峰富士も望めます。
この辺りは別名 「六国峠」 と云われ、上総(かずさ)下総(しもうさ)武蔵、相模、伊豆、駿河の国
を見渡すことが出来たところから付いたそうです。
写真は前方の山付近にある紅葉の名所 「獅子舞」 を訪れた時に撮影したものです。
展望岩の下からは、右へ下りると獅子舞を経由して、永福寺跡(ようふくじあと)鎌倉宮方面。
左へ下りると明王院方面。 直進して瑞泉寺に向かいます。
六国峠から瑞泉寺の登山口までは、比較的平坦な尾根道が続き、殆ど下り道ですのでゆっくり
歩いても20分程の道程です。
途中でリス君が蔓に摑まって 「ターザンごっこ」 をして遊んでいました。
分っかるかなぁ、分っかんねぇだろうなぁ(若い人には)
ウソです! 若い枝の樹皮をポリポリ食べていたところでした。 お邪魔しましたね。
コース途中の山肌には数箇所に 「やぐら」 が見られます。 十王岩の近くから覚園寺(かくおんじ)
へ抜けるコースにも見られる 「百八やぐら」 群が知られていますね。
やぐら : 鎌倉付近に見られる洞穴状をした、中世の人の墳墓
建長寺から4時間程(休憩含む)歩きましたが、やっと瑞泉寺側の登山口に辿り着きました。
此処の登山口は、逆コースの場合は民家脇にある狭い所なので、見落とし易いですから気を付け
てくださいね。
次号は瑞泉寺の梅の様子をお届けしたいと思います。