鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第411号(2009年2月15日)
◇ 黄梅の香漂う 瑞泉寺 (ずいせんじ)
前号からの続きです。
建長寺半僧坊から天園ハイキングコースを散策して、コース終点の瑞泉寺登山口に下り、花の寺
瑞泉寺の梅の咲き具合を見て来ました。
※ 以下の写真は2月15日撮影したものです。
◇ 匂ひくる梅に吾より…
匂ひくる梅に吾より寄って行く (梅本景太郎)
下にある梅園の梅は、木に依ってはバラつきはあるものの今が見頃かも知れませんね。
紅梅、白梅、薄紅梅や枝垂れ梅など数種の梅が咲いています。
梅白し山浮かびても曇りても (広瀬直人) ふり向いて薄紅梅のなほ薄き (星野高士)
◇ 芳香を放つ黄梅…
梅園から石段を上って総門を潜って境内に入ると、甘い香が漂って来ます。
本堂前に咲く、鎌倉市の特別天然記念物に指定されている黄梅(おうばい)です。
同名の黄梅(モクセイ科)で別名、迎春花とは別種のものですね。 花弁が退化して、長い雄シベが
特徴のようです。
紅梅の紅のただよふ中に入る (吉野義子) 地の果てに咲きほほけゐし福寿草 (稲畑汀子)
本堂脇の枝垂れ梅は、ピンク色をした可憐な花を咲かせています。
境内のほかの梅は盛りは過ぎたようでした。 水仙や椿の花はもう暫くは楽しめそうでしたね。
落椿われならば急流へ落つ (鷹羽狩行)
◇ 鎌倉宮の河津桜が見頃です…
鎌倉宮の鳥居の前に左右1本づつ咲く河津桜は粗満開状態でした。
拝殿奥にも数本の河津桜がありますが、遅くなったので確認までは出来ませんでした。
おしまい