鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第424号(2009年3月10日)
◇ 佐助稲荷神社 (さすけいなりじんじゃ)
鎌倉の梅見も一段落着いたので、桜の季節には少し早いが、源氏山界隈を歩いてみました。
※ 以下の写真は3月10日撮影したものです。
鎌倉駅西口から市役所通りを直進、御成隧道 (おなりずいどう) を抜けて鎌倉税務署前を過ぎた
先の信号を右に折れて、左道端に小川の流れを見ながら「佐助稲荷神社」に向かいます。
土手状の所には沢山の「土筆」が顔を出していました。
子どもの頃、籠一杯に摘んで来た土筆を母が湯がいてくれましたが、ほんの一握り程にしかなりま
せんでしたね。 早春のほろ苦い味が思い出されます。
◇ 朱塗りの鳥居と幟が林立する参道…
途中、見過ごしてしまいそうな案内板が立つ路地を左に入ります。
程なくして住宅街の切れた辺り左手に佐助稲荷の下社があります。
その先には、朱塗りの奉納鳥居と幟が林立する独特の雰囲気がある参道の石段が続きます。
佐助ヶ谷(さすけがやつ)の奥、鬱蒼とした杉木立の中にこじんまりとした「佐助稲荷神社」が
佇んでいます。 此処までは鎌倉駅西口から徒歩20分程の道程です。
一昨年の紫陽花の咲く頃訪れていますが、鳥居が塗り替えられ、幟も立替えられたようで、
今回は明るい?雰囲気に感じられました。 前回はちょっと怖い位の雰囲気でしたがねぇ。
◇ リス君がお出迎え…
境内には、神の使いとされるお狐さまが沢山置かれています。
神社略縁起によると、 「佐助」 とは、 源頼朝が伊豆の小島に流されていた時、夢枕に稲荷神の
化身の翁が現れて、平家討滅の挙兵を勧めたと云われる 「夢枕隠れ里伝説」 に由来するもので、
頼朝が幼少の頃 「佐殿(すけどの)」 と呼ばれていところから、「佐」 を 「助けた」ので 「佐助」 と
呼ばれるようになったそうです。
拝殿裏の石段を上った一段高い所には、「奥社」 があり、朱塗りの柵には開運祈願や恋愛成就の
絵馬が奉納されています。
下の拝殿のある境内には7,8匹のタイワンリスが出迎えてくれます。 とても懐いていて、足元まで
寄って来ます。 街中ではリスによる被害で大変ですが、こうして見ていると可愛いものですねぇ。
あっ!神のお使い ”お狐さま” の頭の上に乗ちゃいましたが…罰当らないかな?
「大丈夫だょ!友達だから」 って…そぉ…なの。
リス君と暫し戯れてから、5分程の所にある 「銭洗い弁天」 に向かいました。
途中の広大なお屋敷跡地には、「たんぽぽ」 や可愛い青紫色の 「いぬふぐり」 の群生が見られました。
つづく