鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第513号(2009年7月4日)

◇ ぶらーり散策 大町界隈 

◇ 蓮の花が咲き始めた大巧寺…

        
        梅雨の晴れ間となった4日。 朝から蒸し暑い日でしたが、大町界隈を散策して来ました。
        先ずは、鎌倉駅東口から直ぐの小町に在る 「大巧寺 (だいぎょうじ)」 を覗いてみました。
        境内には、淡い紅色の牡丹臭木 (ぼたんくさぎ) の花が咲いています。 
        花名札には、天城の臭木 (あまぎのくさぎ) となっていました。         
        枝葉は臭いようですが、花は甘いのでしょうか。 蟻が群がっていましたね。
        本堂前では、鉢仕立ての舞姫蓮が美しい姿で舞っていましたよ。

◇ 蓮、凌霄花が咲く本覚寺…

        
        次に大巧寺から直ぐの 「本覚寺 (ほんがくじ)」 へ廻ってみました。 本堂脇には少し色褪せ
        てはいましたが、紫陽花がまだ咲いています。
        客殿前には数鉢の蓮があり、紅白の蓮が咲いていました。 
        山門側の受付裏には、凌霄花 (のうぜんかずら) が黄赤色の花を一杯に付けています。

                       雨のなき空へのうぜん咲きのぼる  (長谷川素逝) 
       
                       
                        流れくる誦経に蓮の花ゆらぐ  (阿部文子)

◇ 荒毛反魂草咲く常栄寺…

        
         次に戎橋 (えびすばし) を渡った先の妙本寺へ。 
         その後、通称ぼたもち寺の 「常栄寺 (じょうえいじ)」 へ廻ってみました。
         こじんまりとした境内には、黄金色の荒毛反魂草 (あらげはんごんそう) が咲いていました。
         別名  衣笠菊とも呼ばれています。
        

◇ 鎌倉祇園 大町まつりの準備に追われる八雲神社…

        
        ぼたもち寺の近くに在る大町の鎮守 「八雲神社(やぐもじんじゃ)」 を覗いてみました。
        境内では、7月11日 〰 7月13日に行なわれる 「鎌倉祇園大町まつり」 の飾り付けなどの準備に
        追われていました。 
          11日 (土) は    13:00 〰 大町町内一帯でのお渡り  
                      19:00 〰 大町四つ角で、夜の神輿ぶりが行なわれます。 
        四基の神輿が連結して行なう勇壮な神輿ぶりは、夏の夜の風物詩です。  
        一昨年の様子は ?114 号・115 号でリポートしています。

◇ 額紫陽花、姫緋扇水仙がひっそりと咲く安国論寺…

        
        八雲神社から10分程のところに在る 「安国論寺 (あんこくろんじ)」 に行ってみました。
        今の時季は訪れる人も少ないようで、境内には盛りを過ぎた額紫陽花や姫緋扇水仙がひっそりと
        咲いていました。
        熊王殿脇から急で狭い石段を上って富士見台へ行って見ましたが、残念ながら霞がかかった状態
        で眺望がききませんでした。

◇ 静寂が漂う妙法寺…

        
      次に安国論寺から2分程のところ、同じ松葉ケ谷(まつばがやつ)に在る 「妙法寺」 へ廻ってみました。 
      境内には、紫陽花が数株と凌霄花位しか花は見当たりませんでした。 
      本堂脇から仁王門の後にある苔の美しい石段を眺めてから、脇の石段を上って法華堂へ。
      さらに薮蚊に刺されながら、長い石段を上って護良親王(もりながしんのう)の墓がある高台へ。
      此方からも晴れていれば江の島方面や富士山が見えるのですが、先ほどの富士見台と以下同文…。
       「ウヒャー!痒い!痒いーっ!!」