鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第518号(2009年7月9日)
◇ 金沢街道界隈ぶらーり散策 瑞泉寺 (ずいせんじ)

前号からの続きです。 覚園寺では小雨でしたが、通り雨だったようです。
次に、同じ二階堂にある、紅葉谷 (もみじがやつ) 最奥の花の寺 「瑞泉寺」 に向かいました。
鎌倉宮まで戻り、小腹が空いたので境内に在る太平殿の食事処で稲庭うどんを頂いてから、
境内を一回りして見ましたが、色褪せた紫陽花が僅かに咲いているだけでした。
※ 以下の写真は7月9日撮影したものです。
◇ 小川のせせらぎにカニ発見…

【モクズガニ? 鎌倉宮付近の小川にて】

【紅葉するモミジ 瑞泉寺山門付近にて】
鎌倉宮の付近には清水が流れる小川があります。 昨年も今頃、カニを見たので暫し道草。
10分程水辺を探し回ったら、発見!割と大き目のカニでしたよ。 蟹鋏の形から 「モクズガニ?」
瑞泉寺山門近くでは紅葉シーズン到来かと見紛うばかりの風景に出会いました。
このモミジは秋に紅葉するモミジとは別種のようですね。
◇ 境内には遅咲きの紫陽花が咲いて…

【八重咲きの木槿 瑞泉寺入口にて】

【紫陽花 瑞泉寺梅園にて】
瑞泉寺入口前左手には、八重咲きの木槿 (むくげ) の花が咲いていました。
受付先の左手にある梅園には、遅咲きの紫陽花が咲き、花の少ない時期の境内に彩りを添えて
いました。 萩の莟も膨らみ始め、僅かに咲き始めた株も見られました。
◇ 大きなシダの葉が生茂る総門への石段…

【緑のシダに覆われる総門前の石段】

【 総 門 前 】
緑に覆われた木立の中、左右に分れる石段の道。 左側は苔生し磨り減った鎌倉石の趣のある階段。
先程の通り雨で滑り易いのではと、新しい方の石段から上がってみました。
湧水が流れる石段脇には苔生した岩肌、大きな緑も鮮やかなシダが生茂っています。
此方の道もまた風情がありますね。
◇ 境内には桔梗の花が咲き乱れ…

【屋根の反りが美しい本堂と前庭】

【境内に咲き乱れる桔梗】
総門を潜ると、境内に咲く桔梗の涼やかな色が目に飛び込んできます。
ふっくらと桔梗の蕾張りもてり
五つに割れん線くきやかに (池尾満喜子)

【ヘメロカリス二種 本堂前庭にて】

【半夏生 (はんげしょう) 本堂前庭にて】
境内には、渦紫陽花、斑入り額紫陽花やヘメロカリス、半夏生なども咲いていました。
半夏生白あざやかに出そめたる (福井圭児)
◇ 静寂が漂う本堂裏石庭…

【夢想疎石作の石庭】

【 〃 】
本堂裏手にある夢想疎石作の石庭。 今の時季は訪れる人も少ないようで、辺りは静寂に包まれて
いました。 誰憚ることなく、暫し「ぼーっ!」 木立の中からは初蝉の声が聞えてきました。