鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第525号(2009年7月15日)
◇ 三門梶原施餓鬼会 (さんもんかじわらせがきえ) 建長寺
梅雨明けが宣言された昨日に引き続き、今日も朝から暑くなりそうな気配です。
毎年7月15日に行なわれる北鎌倉の建長寺 「三門梶原施餓鬼会」 を見に行って来ました。
建長寺では、早朝に施餓鬼会が行なわれ、その後に、もう一度三門下で梶原施餓鬼会が行な
われます。 梶原とは、鎌倉幕府の御家人 「梶原景時」 の伝説に由来するものだそうです。
梶原施餓鬼会は08:00から三門下で行なわれます。 20分程前に着きましたが、すでに境内には
ツアーバスで来られた観光客など大勢の人が訪れていました。
三門前には施餓鬼幡が飾られ、季節の野菜や食べ物が供えられた施餓鬼棚が設けられていました。
08:00から三門下で、建長寺の導師、僧侶、建長寺派各寺院の住職さんなど40名程で行なわれました。
施餓鬼とは仏教用語で、餓鬼道に落ちて苦しんでいる者に食べ物などを施し供養する法会の儀礼です。
読経の後、三門下に設けられた位牌などが置かれた施餓鬼棚に、二人づつで焼香します。
その後、三門下を導師、住職、僧侶全員で読経しながら数回周られます。
遶誦 (にょうじゅ) と云うそうです。
導師がお帰りになられた後も読経が続きます。 50分程で梶原施餓鬼会は終わり、その後で
一般の方々が焼香されます。
三門の下は涼風が通り抜けますが、外は青空が広がり夏の太陽が照り付けます。
梶原施餓鬼会が終って殆ど人が居なくなった境内を暫し散策してみました。
つづく