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いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート No.526(2009年7月15日) |

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 【唐門前に咲く蓮花 建長寺】
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遅くなりましたが、前号からの続きです。 建長寺三門下で行なわれた 「三門梶原施餓鬼会」 が終って人影も疎らになった境内を散策して みました。 ※ 以下の写真は7月15日撮影したものです。 |



鐘楼付近の石垣から枝垂れる萩は、まだ此れからの様で僅かに花を付けて風に揺れていました。 三門、仏堂、法堂などが一直線に並ぶ伽藍の奥、唐門前には紅白の蓮の花が咲いています。
仏めきて心置かるゝ蓮かな ( 秋 色 ) |


正統院、方丈裏側辺りまでは散策してみましたが、陽射しも強くなって来たのでさすがにきつい石段 を半僧坊まで上る気にはならず、浄智寺へ廻ってみました。
見事やと誰も五体をゆりの花 ( 貞 徳 ) |



浄智寺の山門を潜ると鬱蒼としていた木立の参道は、花が終った紫陽花の刈り込みなどが行な われた様で少しスッキリし過ぎた雰囲気になりましたね。 花の少ない時期は訪れる人も少ないようで、時折聞えるのは蝉の声位で静寂の漂う境内でした。 |


書院裏庭には赤紫色の花、99.9cmバーベナ…違うか! 「三尺バーベナ」 が咲き蝶が舞っていました。
クマツヅラ科 別名 「柳花笠」 花言葉 魅惑する
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 【ハマユウの花 (ピンク) 浄智寺】
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 【 〃 (白) 浄智寺】
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龍淵荘の前には、ピンクと白の 「浜木綿」 の花が咲いていました。
咲きはじめには浜木綿の香を持たず (秋山ひろし) |


 【書院前庭に咲く鬼百合 浄智寺】
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 【書院裏庭を望む 浄智寺】
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鬼ゆりや蛍火とぼす燈台鬼 ( 季 吟 )
書院玄関に佇み裏庭を眺めていると涼風が通り抜けます。 中には入れませんが、開け放たれた 涼やかな部屋でのんびりと昼寝がしてみたいものですねぇ。
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