鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第550号(2009年8月30日)
◇ 花の香に誘われて 大巧寺 (だいぎょうじ)
絵手紙に描く草花や秋めく日 (向井リイ子)
暑さが残る中、朝晩はめっきり凌ぎ易くなりましたね。
夜になっても鳴いていた蝉の声に代わって、集く虫の音に季節の移ろいを感じます。
秋色の花を求めて、鎌倉駅からすぐの 「大巧寺」 を覗いてみました。
* 以下の写真は8月30日撮影したものです。
◇ コムラサキの実色づく…
蝕みて鬼灯赤き草むらに
朝は嗽ひの水すてにけり (長塚 節)
酔芙蓉といふ花 朝は白けれど 午後にいたりて淡紅となる
朝淡き芙蓉時経て酔ふ如し (水原秋桜子)
あかねさす日の入りがたの百日紅
くれなゐ深く萎れたり見ゆ (島木赤彦)