鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第681号(2010年8月3日)
☆ 江ノ島 / 龍口寺 (りゅうこうじ)
◇ 炎天に咲く百日紅の花!
旅なればこの炎天も歩くなり (星野立子)
鎌倉駅から江ノ電に乗り、江ノ島駅で降車、日蓮聖人の龍の口法難で知られる江ノ島
片瀬に在る 「龍口寺」 の百日紅の花を観に行ってみました。
平日の朝の江の電車内は混雑もなく、建物や生垣を擦れ擦れに走る沿線の景色や、
車窓から眺める湘南の海を楽しむことが出来ました。
龍口寺前では、路面を走る江ノ電をまじかに撮ることが出来ます。
嵐電号 (らんでんごう) のヘッドマークをつけた嵐電カラーの江ノ電1502Fです。
昨年10月14日の 「鉄道の日」 に、京都・鎌倉姉妹鉄道提携を結んだ時のイベント号です。
江ノ電カラーと似ていますが、 江ノ電1502Fとは微妙に違いますね。
仁王門から石段を上り、江戸時代末期の築といわれる、趣のある山門を潜ると正面に
本堂が見えます。 本堂左手前には、見頃を迎えた百日紅の花が咲いていました。
本堂の右奥には、鎌倉唯一といわれる木造建築の五重塔が在ります。
みずみずしき運命みえて咲きそむる
今年の百日紅のくれなゐ (佐藤佐太郎)
暫く本堂前に座り、百日紅の花を眺めたあと、信州松代の旧松代藩藩邸を移築、三層の
屋根が美しい大書院を見てから 「延寿の鐘」 を一打突いてきました。
鎌倉を散策していて、鐘楼は見かけるが、普段鐘が突けるお寺は此処だけでしょうか。
一人一回だけですが、何度か突いてみたいほど気持ちが良いものです。
龍口寺を後に、19:30から行われる江ノ島納涼花火大会に向かいました。
まだ4時間ほどありますが、混雑する前に展望灯台に上がり、360度の景観と夕陽に
期待するとしましょう。
つづく