鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第692号(2010年8月21日)
☆ 小町大路 / 蛭子神社 (ひるこじんじゃ) ほか
前号からの続きです。 本覚寺で百日紅の花を楽しんだ後、妙本寺を覗いてみましたが
境内に人影はなく、ノウゼンカズラの花が数輪咲いているだけの静かな佇まいでした。
◇ 静寂に包まれる妙本寺
総門まで下りて来たところで陽が沈もうとしていました。 慌てて夷橋を渡り、本覚寺の
本堂脇へ。
夕焼や画の中にゐる心地して (山中栄子)
◇ 暮れ六つの鐘に…本覚寺
オレンジ色に染まる夕景色を楽しんでいる間に暮れ六つ (午後6時) の鐘が本覚寺
境内に響き渡ります。
許可を得て鐘楼に上がり、真後ろで鐘の音を聞かせて頂きました。
◇ 夏祭り 蛭子神社
本覚寺から直ぐの所に在る、小町の鎮守さま 「蛭子神社」 21~22日は例大祭で、今夜は
宵宮祭でした。 明日、日曜日は神幸祭で神輿渡御もあります。
偶に覗いて見る時もありますが、普段は訪れる人も少なく、古めかしい小さな社殿が
静かに佇んでいます。 蛭子 「えびす」 と書いて 「ひるこ」 と読みます。
祭神は 「大己貴命 (おおなむちのみこと)」
境内には自治会の方たちによる、金魚すくい ・ 焼き鳥屋 ・ 焼きソバの店も出ていました。
こじんまりとした境内の中央には太鼓も置かれて、盆踊りも行われるようでした。
地味なお祭りですが、どこか故郷の祭りにも似て子どもの頃が懐かしく思い出されましたね。
灯が一つ二つの路地の祭かな (信谷冬木)
おしまい