鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第85号(2007年4月29日)
新緑の朝比奈切通し(1)
連休二日目、朝から晴れ渡った青空のもと鎌倉七口
のひとつである「朝比奈切通し」を訪ねてみました
「朝夷奈切通し」とも呼ばれています
*以下の写真は4月29日撮影したものです
鎌倉駅バス⑤乗り場から鎌倉霊園行きで十二所バス停
で下車する バス停から直ぐの「十二所神社」へ寄って
みました 十二所(じゅうにそ)一帯の鎮守社でもともと
は「光触寺」に熊野十二所権現社として祀られていたも
のを現在地に神社として移したものだそうです
バス停まで戻り道路反対側の住宅地の所を左に折れ
道なりに進むと程無く舗装道路が途切れて山道にさし
かかります 左手に流れる小川「太刀洗川」のせせら
ぎの音と鶯の美声に耳を傾けながらのんびりと進むと
右手に切岸状の岩崖が見えてきます
岩崖が右カーブしてから程無くして道標があります
直進すると十二所果樹園、左に折れると切通しへの
山道です 直ぐ傍には切通道を開いた朝比奈三郎に
ちなんで付けられたとされる小さな「三郎の滝」と
「石碑」があります
「三郎の滝」を過ぎた辺りから鬱蒼とした山道の様相
を呈してきます 進行右手側の方が岩崖が続きます
写真は来た道を振り返って撮った為説明文とは逆にな
ります 鎌倉⇔六浦(横浜市金沢区)を結ぶ切通道は
「朝比奈三郎義秀」が一夜にして切り開いた言う伝説
がありますね
今回は十二所(鎌倉側)から入りましたが殆どの方々は
朝比奈バス停(六浦側)から入られるようです
そういえば十二所側からは私だけだったような・・・
理由は鎌倉へのバスの便が良いのと交通事情にあるよう
です 確かに朝比奈バス停側の道路は渋滞していました
「三郎の滝」からの登り道は殆どが岩盤で道幅は比較
的広いが湧水の為か泥濘んでいて滑りやすいので特
に雨後は気を着けられたほうが良いですね
新緑と木漏れ日の中この「朝比奈切通し」を新田義貞
が「鎌倉攻め」のさい通ったのかななどと往時に想い
を馳せながら峠頂上へと向かいます つづく