鎌倉好き集まれ!いいねぇおじさんさんの鎌倉リポート・第86号(2007年4月29日)

新緑の「朝比奈切通し」(2)

     【大切通し付近】

   前号の続きです

   峠道の頂上と思われる辺り右側に垂直に切り立った

   切岸状岩崖があります この辺りを「大切通し」と

   呼ばれています

   *以下の写真は4月29日撮影したものです
 
 岩崖の壁面には1mほどの背丈の仏像が彫られて

 います

 「大切通し」の中間付近には市境を記した石標が

 あり西(十二所側)が鎌倉市 東(朝比奈側)が

 横浜市になります

     【崖壁に彫られた仏像】

     【大切通し付近】

   
  
   

   「大切通し」より東(朝比奈側)寄りを「小切通し」

   と呼ぶようです
 

 鎌倉七切通しのある中でこの「朝比奈切通し」が最も

 往時の面影を残す道として1969年(昭和44年)6月に

 国の史跡に指定されています

     【小切通し付近】

     【杉木立】

   


   切通しの途中右側に「熊野神社」への道標がある所を

   右に折れて鬱蒼とした杉木立の中を5分程歩くとお社

   が見えてきます 道幅は狭いが平坦で歩き易い
 石段を上った所にある拝殿は比較的新しい建物でした

 拝殿裏をさらに上ったところに本殿があります

 境内にはスダジイや大銀杏などの市指定の古木が何本

 かあります 「熊野神社」は鎌倉の鬼門にあたるところ

 から守り神として建てられたそうです

     【熊野神社】

     【朝比奈方面への峠道】

   

   「熊野神社」から峠道に戻り朝比奈方面へ下る

   前半「三郎の滝」から「大切通し」に至る道は湧水等に

   よる泥濘などがあり若干道悪状態でしたが頂上付近

   から朝比奈方面への道は平坦な所が多く道も乾いてい

   たので歩き易かったですよ コースとしては道幅も広く

   子供さん連れでも無理なく散策できるコースです