木漏れ日をつたいながら歩く坂道。 本堂裏手の枕木の階段を登りつめると、 大正11年に建てられた白壁の洋館が現れる。 切妻屋根の風見鶏がくるくる風と戯れ、 出窓越しに白いレースのカーテンが揺れる。 ここが噂の「石窯ガーデンテラス」。 なるほど、オープンテラスの向かいに、 半円形にぽっかり大きく口を開いた石の竈が見える。 ほのかに焼きたてのパンの香り漂うハーブガーデン。 リニューアルしたメニューを見てちょっと溜息。 少し敷居が高くなったような・・・。
この度、 浄明寺の山々を一望できる小さな庭園が新たにできた。 その散策路、足元に見つけた栗の実。 一つ拾い上げてイタッと小さく悲鳴をあげる。 未だ小さき萌黄の毬に、収穫・実りの秋を恋う。
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 栗の実
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