鎌倉好き集まれ!山田海人さんの鎌倉リポート・第695号(2011年12月26日)

材木座で見つけた土偶


 12月21日に材木座海岸に打ち上げられて

 いた土偶はどうも貴重なものらしい。

 土偶は縄文時代の遺跡から多く出土する素焼き

 の土製人形で形が割れずに残っているのは珍しい

 と言われている。

 材木座で見つけた土偶は素焼きの土製で

 出土された地域や時代で様々な様式が

 あるようだ。 遠くから運ばれたものでは

 ないので鎌倉の貴重な土偶のようだ。

 この土偶は高さ58ミリ、幅 36ミリ、

 厚さ24ミリ、重さ 30グラムの大きさ

 で小ぶりの土偶だった。

 土偶は女性像が多いと言われているが

 この顔は凹凸があってキツネかサルの

 ようだ。 それだともっと貴重なもの

 になる。

 下半身は何かに載せていたのか?

 土に立てていたのか特別な形を

 している。

 土偶の成形は片側づつ型にはめて

 合わせて焼いたようだ。 土偶の

 横には筋と割れ目(画像)があった。

 今回は皆様に珍しい鎌倉出土の土偶を

 見て頂きました。