鎌倉好き集まれ!果羊さんの鎌倉リポート・第6号(2006年10月15日)

さうてう(早朝)の報国寺

竹の庭にて

早起きしてやって来ました、報国寺。
朝の新鮮な光が、射し込めて。

風に揺られ、葉と葉がささやき合う。
まぶたを閉じて、しばし佇む。

「風の声を聞け」
「風の匂いを感じよ」

そう語りかけてくるかのよう。
まだ訪れる人もなく。

お願い、あとちょっとだけ、ひとりでいさせて・・・
もう少しだけ味わっていたい、贅沢なひととき。

振り返れば

竹の根っこ

竹の根っこを観察。

竹はしっかりかたく根を張って
すくっと天に向かって伸びている。

そんなふうにいつか
私も立つことが出来るかなぁ・・・
アッ、人間ダ!
何ダヨ、コッチ見ルナヨー!

ごめんね、リスさん。
君もひとりでいたかったんだね。

人見知りのリスさん

時を経つつも

誰も知らない、遠い昔から。
ここで頬杖ついて
行きゆく人々を眺めている。

「まぁ、のんびりといきましょうよ。」