鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第127号(2008年12月13日)

【追伸】 鶴岡八幡宮の大銀杏,散る

見ごろを終えた大銀杏

下のほうもかなり散っていて,見てのとおり黄葉がまばら。

KIです。

12月13日の土曜日の朝8時半,鶴岡八幡宮へ行きました。

大銀杏はほとんど散ってしまっていて,見ごろを終えていました。

わずかに下のほうに黄葉が残っていましたが,それもまばらで,全体的がまばゆい黄色だった1週間前の迫力は見る影もありませんでした。
残り香を楽しむように部分部分を切り取って鑑賞するしかありません。

注連縄と申し訳程度の黄葉と朱色の欄干,そしてその向こうを登っていく巫女さんたち。

先週は舞殿前にズラリと居並んだカメラマンの撮影隊の姿もなく,ただ休日まで持ちこたえなかった黄葉を惜しむ声だけが漏れ聞こえてくる次第。

欄干を飛び歩くタイワンリス。

そんな中,目を楽しませてくれるものもありました。

旬を過ぎた大銀杏のたもとで出会ったのが,左写真のリス。

「ヴォ,ヴォ,・・・」と鳴き声を発しながら目の前を飛び跳ねていきます。

それにしてもリスの鳴き声,初めて聞きました^^
右写真は舞殿の簾越しに見た黄葉です。

大銀杏の下の部分だけを撮ったものですが,黄葉をボカさずに撮った別の1枚は,葉がまばらで枝だらけの隙間が目立ってきれいではありませんでした。

12月13日,午前9時。

大銀杏が見ごろを終えた鶴岡八幡宮の境内でした。

・・・あれ?石段の上に何やらたくさんの人が集まっています。何が始まるのでしょうか。

ちょっと行ってみましょうね。

すすはらい式

石段を上がってみると,人だかりの理由はこれでした。

本殿でのすすはらい式。

鶴岡八幡宮では,本日一日をかけて年末の大掃除をするとのこと。手始めに長い笹を手にした神職2人とハタキをもった巫女さん4人で本殿を払い清めます。結婚式を除く通常の行事をこなしながら,境内全体の掃除もするわけですね。

午前9時半,本日は遅れて鎌倉駅に到着した奥さんからケータイに着信。

え~,私も見たかったよ。そんなだったら寄り道せずに一緒に行ったのに。

これからもっといいもの一緒に見ようよと,奥さんが待つ鎌倉駅へと朝食のために向かいました。





(追伸)
鎌倉を華やかせた紅葉のトリを飾る鶴岡八幡宮の大銀杏も散りました。八幡宮のすすはらい式など年末年始に向けた動きも鎌倉のあちこちで見られるようになりました。冬の訪れを実感した12月13日のかまくら旅でした。
                  2008年12月14日 KI