鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第4号(2006年5月15日)

悲しきかな夜型人間,キタカマから源氏山を歩く

久しぶりな投稿です。
先月の中旬,北鎌倉の浄智寺の裏手から葛原岡神社のある源氏山まで歩きました。
 このハイキングコースはapollocomさんが既にレポートされている(2006年4月9日)のですが,自分なりの切り口でレポートしてみようと思います(時間帯もかなり違うみたいし^^)。

ちょうど八重桜が咲いている時期だったので,北鎌倉から源氏山へのルートを体験した後,源氏山の頼朝像と八重桜を撮影するのが目的でした。
 遅い昼食を済ませて(ピンクの紅芋うどん),午後4時過ぎ,北鎌倉の浄智寺。
「源氏山ハイキングコース:800メートル」の標識をたよりにお寺の脇道を歩き続けると間もなく上り坂。石の階段を登っていきます。


源氏山ハイキングコースのスタート地点は浄智寺(鎌倉紀行様より借用写真 ※1 )

クネクネと絡み合う大木の幹

そのうち階段もなくなり,山沿いの林道になりました。
太い木の幹が大蛇のように絡み合うのを見上げると,自然の生命力を感じずにはおられません。
昼間も暗い森の中,小道(ケモノ道に近いかな・・)を歩いていきます。
鬱蒼とした木々の中,すれ違う人の姿は全くありません。
「もしかして道,間違えたかね~」
少し不安になりながらも,妙に静寂な森の中を歩き続けました。
なんくるないさぁ(笑)

ガジュマルやデイゴの木にも負けないレベルですよ,これは

今度は下を見下ろすと,見てください,この写真。
大木の根っこが地面一杯にビッシリ広がる様子にまたもやビックリ。
「うわー,沖縄のガジュマルの木といい勝負かも・・・(^^;)」
・・・鎌倉の自然の偉大さを実感できるハイキングコースでもあります。

木の根っこのエリアを過ぎたあたりから,道中のアップダウンが激しくなり
結構体力を奪われます。ハイキングコースを登る前にきちんと腹ごしらえしておいて正解でした。



この巨大な岩盤の脇に碑が立っています

この写真は天柱峰碑のところの大岩。
たぶんこの付近の道中が最も険しいところだと思いますし,
初めての者(←自分)が抱く「道,間違えてんじゃね?」,「引き返したほうが」という思いがピークに達する場所かもしれないです(スタートからたぶん15分くらい)。
そこを登り詰めたところに人工の碑があるわけですね。
「わーい,やっぱ道間違えてなかったんだぁ~(^o^)/」
apollocomさんもおっしゃっているように正直,安心しました。(しかも,ようやく逆方向から歩いてくる人とすれ違ったし)

とにかく,これでもかこれでもかというくらい激しいアップダウンの道が続くんです。
なので,約800メートルほどのハイキングコースなのですが,
実際よりはかなり長い距離に感じます。
三脚を杖代わりに(あと,ところどころで写真撮りながら)歩くこと,約40分弱で葛原岡神社の境内に。
 そこから200メートルくらい歩き,源頼朝の銅像が君臨している広場に辿り着きました(午後5時)。

到着したのはいいけれど,あたりは暗くなり始め,頼朝公は月夜のシルエットに・・・

「あ~,せっかく来たのにもうこんな時間。なんでかね~」

もう少し早く着いて八重桜をバックにした頼朝像を撮りたかったのですが,今年はそれは叶わぬ夢と相成り果てました。
代わりに月を眺める頼朝公をパシャッ。
 早起きは三文の得なら,遅起きは1年分の損にもなりかねないということで,
来年こそは桜と頼朝像のツーショットをバッチリ撮りましょーねー。



(※1)この浄智寺の写真だけは自分が撮ったものではなく,鎌倉紀行様の御厚意により借用させていただいたものです。それから,鎌倉紀行様のウェブサイトはすごく内容が充実しているので,よろしければご一読ください。
鎌倉紀行:http://homepage3.nifty.com/kamakurakikou

鎌倉紀行様,今回は大変ありがとうございました。

誰もいなくなった公園,頼朝公と季節外れのお月見を楽しんで(?)きました