鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第43号(2007年4月24日)

鎌倉スージグヮー(その3) ~春の長谷

早いもので4月も下旬ですね。

今回は春真っ只中の時候での『鎌倉スージグヮー』シリーズ第3回です。長谷の路地裏を散策してきました。

鎌倉駅の東口から六地蔵・笹目へと通じる大通りを歩いて由比ガ浜町,文学館前をそのまままっすぐ通り過ぎると,長谷地区に至ります(徒歩20分くらいだったかな・・・)。

鎌倉最古の創建と伝わる甘縄神社あたりから路地へと入りました。

スージグヮー(路地)へと入ります ~甘縄神社付近

どこまでもクネクネ道

クネクネとした細道を進みます。

道の両側までせり出すように聳える垣根,壁には,黄,青,赤など色とりどりの春の花が細い静かな路地を彩っています。

春の路地裏は花だけではなく,意外な発見もまた付き物です。

今回もまたいろいろなものに出会いました。

ネコの見下ろす界隈には人が少なからず行き交います

まずは路地から大通りへとつながる辻角で出会ったネコのオブジェ。

アートギャラリーのようでしたが,訪ねた当日はどうやら休館日のようでした。

また今度開いているときに来ましょーねー^^

ネコの見下ろす往来を眺めているとホンモノのネコもご登場。でも残念ながら写真を撮り損ねました(^^;)

さらに歩いて見つけたのがこれ。壁にへばりつく貝殻

飾り物,それとも何か用途のあるものでしょうか。

もし後者なら,いったい何のために壁にくっつけてあるんでしょうね・・・



海の町らしい風物ですね

桜降り散るスージグヮー

季節柄,八重桜が民家の庭などでたくさん咲いていました。

4月も下旬で,全体にややピークは過ぎかかっているけれどまだ見頃でした。

八重桜のピンクの花びらが路面を飾っていました。

風の強い日だったので,じっと眺めている間にも何度か桜の花びらが舞いました。

情緒的な桜吹雪を堪能しました。

路地から家の門へと続くさらに細い小路がところどころ口をあけています。
 そんな細い小路のひとつに目をやれば,またまた意外なものを発見。今度はオブジェとか花ではなくお店。どうやら普通の民家を改造したアジアンカフェのようです。

いやぁ~,ちょうどよかった。

昼も13時を過ぎ,空腹感に結構さいなまれていたところでした。

今回,昼食をご馳走になったこのアジアンカフェですが,ハワイ・ベトナム・オセアニア・オキナワなど広く網羅したメニューはどれも独特。自分は蒸鶏煮込みのハワイの甘口カレー(だったかな?)と黒糖パフェを注文しました。

おいシーサ~♪

一般の家を改装していてこじんまりとしていますが,アジア各地をイメージした店内もまた素晴らしいです。
 今回のスージグヮー散策で,最大のセレンディピティだったです。 

落ち着いた雰囲気の店では舌だけでなく目でもアジアンテイストを楽しめます

春萌え渡る長谷駅付近にて

路地を出て,長谷寺と大仏様の高徳院をまわったあと,サーファーが繰り出している由比ガ浜の海をしばらく眺めて,ぼんやり過ごしました。

春ならではの風物と発見を満喫し,ハワイアンカレーでお腹も満たした長谷での路地裏探検でした。

今回,写真を紹介しなかったけれど,長谷にはシーサーをの門に置いている家が結構ありますね~。

沖縄でもそうでしたが,ここ鎌倉でも路地を歩くたびに,ホント,面白いものに出会います。


日が西に傾き始めているだろう頃に長谷を後にしました。