トップ鎌倉好き集まれ!KIさんトップ 第78号 


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KIさんの鎌倉リポート No.78(2008年2月22日)


No.77
No.79



琉球美人,週末の鎌倉を堪能!

琉球美人,いざ鎌倉へ



やってきました鎌倉に,南の島からはるばると

前回のレポートNo.77でも少しご紹介した沖縄の友人と一緒に,2月17日の日曜日,再び鎌倉を訪れました。

所用で先週末から関東に滞在していた琉球美人のSさん。前日までにスケジュールを終えて,この17日の午後の飛行機で沖縄へと戻るのです。

「また,鎌倉行きたいよぉ,今度は晴れてる日がいいさぁ」

「じゃあ,日曜日は鶴岡八幡宮で祈年祭あるしぃ見に行きましょーねー」

と二つ返事。自分とSさんの思惑が一致しました(笑)。

午後一番には鎌倉駅を出発しなければいけないSさん。時間を惜しんで朝早くから晴天の古都鎌倉を歩きました。


鶴岡八幡宮の祈年祭




午前9時半をまわるころ,鶴岡八幡宮へ,段葛の細長い道から信号を越え,境内へと歩いていきます。

「あい!細い長いまっすぐな道!広い境内と上下に並んだ建物の赤も首里城みたい!」

本土の八幡宮を参拝するのは,修学旅行で宇佐神宮に行って以来のことだというSさん。鳥居からまっすぐ伸びた石畳の参道とその終着点にある上下の本殿と舞殿の景観が大変気に入ったみたいでした。特に直線の参道は印象に残ったとのこと。沖縄にも細道や石畳の道はあるのですが,「スージグヮー」といって,だいたいがクネクネと紆余曲折していて,段葛や境内参道のような直線美は県内ではなかなか目に触れる機会がないとおっしゃっていました。

午前10時少し前,ツアー客でいっぱいの本殿を降りて社務所に向かうと,色とりどりに着飾った神主さんと巫女さんが整列していました。

本殿で神楽を舞う巫女さんが4人。先輩格と思しき巫女さんに身支度を整えられて,行列は出立しました。

傍らのSさん,萌黄色の巫女装束にずっと釘付けです^^

「どうかぁー?あんたがウドゥイ(琉球舞踊のこと)のときに着る紅型衣装と比べて・・・」

「どっちもいいさぁ〜。でも琉装はみなれてるけど巫女さんの衣装はめずらシーサー(笑)」





ちゅうやいい天気(てぃんち)やいびんなぁー
再び石段を登って本殿へ。

殿内では,神前にうず高く積まれた野菜を前に祈年祭の神事が執り行われました。
 なお,本殿エリアは撮影禁止なので神事・神楽の写真はありません。

厳粛な祝詞の後,笛の音とともに巫女さんたちが扇を横顔にかざして殿中へと進んでいきます。

神楽の演目は「浦安の舞」。

“あめつちの 神にぞ祈る
         あさなぎの 海のごとくに 波たたぬ世を”

はじめは扇を手に,次に鈴鉾を手に優雅に厳かに舞われる古式ゆかしき神楽は,意外にも60年ほど前に創作された舞踊。

ちなみにSさん,ほとんど放心状態で「浦安の舞」に釘付け。

神楽が終わった後,紅潮気味のSさんを連れて,休憩所で甘酒を注文しました。

お互い無言のままじっと外の風景を眺めていました。




神事が終わるころを見計らって再び外へ出ます。

間もなく,舞殿と本殿の石段が通行止めとなり,祈年祭を終えた神職さん達が降りてくるのです。

ごっ,ごっ,ごっ・・・

浅沓(あさぐつ)の重厚な音が石段に響きわたり,しばらくすると列をなした装束姿の神官たちが,朱色の本殿を背に降りてきました。

あちこちでケータイやカメラで撮影が始まりました。Sさんも夢中でシャッターを切りまくっていました。どうやら神職さんの行列だけでフィルムを丸ごと一本使いきったようです。

午前11時,鶴岡八幡宮の祈年祭は終わりました。


「じゃあ・・そろそろお昼行くかぁ〜?」

「ならん。うちはお昼よりも時間ギリギリまで鎌倉が見たい」

「じゃあ,天神様の梅,見に行こう。今が見頃かもしれんやし」

「りっか!」


                        ※りっか:沖縄方言で「行きましょう」の意味

荏柄天神社




鶴岡八幡宮から,金沢街道を東へ歩くこと7,8分ほどで荏柄天神社に到着します。

境内は,白梅と紅梅の両方がちょうど満開。

ここも祈年祭だったのでしょうか。白梅にレンズを向けていると神職さんが野菜の供物を手に社殿から姿を現しました。

紅白が競演する境内は,訪れる人でにぎわっていました。

「鎌倉,面白かったね?」

「そりゃもう・・でぇーじ,うっさぁー!」

Sさん,でぇーじ御満悦でした。

まもなく正午。Sさんはそろそろ帰途につかなければなりませんでした。

そして沖縄へ



琉球美人は南国沖縄へと戻っていったのでした・・・
「KIにぃにぃはうちが帰った後どこまわるんね?」

「うん,江ノ電乗って長谷とか七里ガ浜をまわろうと思ってる」

「いいはずよぉ(>o<)」
「うちももっと見たいし,このまま鎌倉に居たいよぉ・・・」

「えー,でもよぅ!あんたが住む沖縄の真っ青な海と紅色のカンヒザクラも最高さぁ。」
「5時間後には那覇空港に沈む素晴らしいサンセットを拝めるあんたがうらやまシーサー^^」

そういう自分に,Sさんの表情がほころびました。

「じゃ,沖縄,帰りましょーねー。着いたら写メールするから〜。」

お互いに七里ガ浜と那覇空港の夕景を写メールで交換し合う約束をした後,預けていた大きなトランクを手に,Sさんは鎌倉駅の階段の下へと消えていきました。

12時30分の鎌倉駅前広場。さっきまで晴天だった上空を分厚い雲がすっぽり覆っていました。
                                                      (次号につづく)










(追伸)
このレポート文章についてはSさんの了解を得て書いていること,祈年祭の写真は関係神社の了解の上で掲載していることを申し添えます。また,最初と最後の写真にある琉装の女性はSさんではありません。


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