鎌倉好き集まれ!KIさんの鎌倉リポート・第80号(2008年3月15日)

レポーター2周年【その1】 頼朝公の四季

昨年の鎌倉は暖冬のために全くといっていいほど雪も降らず,いよいよ温暖化の影響かと思わされましたが,幸い今年の冬は積雪も見られましたね。
 また,昨年は軒並み2月中に見ごろを終えてしまった梅や早咲き桜も今年は例年並みの開花状況。

古都鎌倉が久々の雪化粧を謳歌した去る2月3日の節分の日,自分も実は雪景色の鎌倉を歩きました。

頼朝公が鎮座する源氏山。2006年3月にここのレポーターになったばかりの頃から何度か通い詰めてきました。

春の桜, 夏のアジサイ, 秋の紅葉・・・

と昨年,そこまでは順調にきたのですが,あいにく雪景色が撮れず四季がそろいませんでした。
 そして2008年2月,ようやく「雪化粧の源氏山」をゲット。

本日,2008年3月15日は,自分がここに第1回レポートを出してちょうど2年。
 レポーター2周年企画(その1)はフォトレポート「源氏山に鎮座する頼朝公の四季折々の風景」をご紹介いたします。

春の頼朝公

2006年4月の霞みがかったある日,源氏山はちょうど八重桜が見ごろでした。

陽春の候,記念撮影する人もちらほら

そんな様子を見ていると,丸々太った猫がどこからともなく現れました。

ぽかぽか陽気に,頼朝公のお膝元でひなたぼっこ。

夏の頼朝公

2006年6月も末のある日,鎌倉は朝から雨模様でした。

梅雨降りしきる中,佐助の坂道を頼朝公の広場へ向かうとさすがに人の気配もありませんでした。

ヤマアジサイの中,静かに雨に打たれる頼朝公。

と,化粧坂あたりからかすかにざわめきが・・・

・・・だんだん近づいてきます。

そして頼朝公の前に整列,家族そろって雨の記念撮影となりました。

秋の頼朝公

そして秋,2006年も残すところあとわずかというときにようやく木の葉も色づきました。

休日だからってだけでしょうか,この日はたくさんの人で賑わっていました。

青い秋空にさす光が赤いもみじによく映えていました。

そうそう,次の週末はもうクリスマスイブやしが・・・

冬の頼朝公

案の定,雪が積もらなかった2006年末~2007年初の冬を過ぎ・・・

2008年2月3日,1年越しの願いが通じて源氏山の雪景色を拝むことができました。

雪降りしきる中,奮い立たせて化粧坂から源氏山。

人っ子一人いない雪の中,ご尊顔を仰ぎ見ます。

「どうか帰りの坂道で転びませんように」

いや~,結構大変だったさぁ~




以上,四季折々の源氏山なのですが・・・

とりわけ,雪の中を源氏山に登るのは一苦労でした。

当然,滑りやすい急な坂道なので,春,夏,秋と同じようにというわけにはいきません。
 ボーイスカウトにいたとき以来,15年も使っていないアイゼンとステッキを持参して化粧坂のふもとに至りました。
 装着の仕方をを思い出しつつ靴にアイゼンを結びつけ,立てられたばかりの「凍結危険」の看板を横目に一歩一歩,地面にステッキとアイゼンの先端を差し込みながら雪に埋もれた化粧坂を登ったのでした・・・(汗)

こうして,このたびのレポーター2周年企画(その1)。
 1年遅れで源氏山,頼朝公の四季をレポートする運びとなりました。