トップ鎌倉好き集まれ!KIさんトップ 第96号 


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KIさんの鎌倉リポート No.96(2008年6月30日)


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6月30日,鶴岡八幡宮で大祓を受ける


6月30日の月曜日,鶴岡八幡宮の大祓式に参加してまいりました。八幡宮で写真を撮らせてもらうことが多い自分ですが,今回は神事に参加。午後5時の大祓を受けてまいりました。
 仕事を早めに終えて,湘南新宿ラインに乗車。鎌倉に到着したのは午後4時。式にはまだ少し時間があるので,駅に程近い大覚寺,妙本寺,そして大巧寺をぶらりと散策しました。

ところどころに残る旬のアジサイ,まだ固い蕾のノウゼンカズラ,そして紫色の彼岸花かと思いきや今が盛りのアガパンサス・・・

穏やかな陽射しに照らされる,平日の古都は週末に比べるとやはり物静か。
 七夕飾りが施された二の鳥居から一路,段葛を八幡宮境内へと向かいました。

午後4時50分,鶴岡八幡宮。参道の石畳を急ぐともう始まりそう。いささか,焦りモードで受付へと滑り込みます。言われるままに受付を済ませて,大祓いの参列に加わりました。
 巫女さんにもらった,大祓詞(おおはらえことば)の紙,人形(ひとがた)と小さく切り刻んだ紙切れと麻が入った包み,そして鶴岡八幡宮のお札を手に並んだのは前から4列目。
 待つことしばしで宮司さん以下,神職中が厳かにお出まし,参拝者に向き合って一列に居並びました。午後5時ちょうどに大祓の儀式が始まりました。

皇親神漏岐 神漏美の命以ちて 八百萬神等を神集へに集へ賜ひ・・・

声を出して朗誦してみると意外に難しい大祓詞。舌をかみそうなりながら,時々遅れながら音読した次第。
 そして,お清め。まず,包みから細切れの紙と麻を左肩,右肩,と順に振りかけ清めます。次に,同封の紙の人形で自分の身体をさっと撫で,息を吹きかけて半年分の穢れを移すという手順。

人形のお清めの後は,いよいよ「茅の輪くぐり」。大祓式は年に2回,6月30日と12月31日にありますが,「茅の輪くぐり」は6月の大祓だけの行事です。
 まずは,神職中が茅の輪をくぐります。左回り,右回り,また左回りと「∞」の字を描いて,大きな輪を3回くぐりぬけます。そして,いよいよ自分たち参列者の番。先導の神職さんの後についてぞろぞろ,大勢並んで茅の輪をくぐります。
 茅の輪のあちら側には,熱心にシャッターを切るカメラマンさん達。どちらかといえば,あちら側に加わることが多い自分。この日ばかりは神職ともども被写体になります。

2月の祈年祭,3月の宇佐神宮遥拝式,4月の昭和祭に5月の菖蒲祭,そして今月には今宮例祭・・・

この半年を思えば,ここ鶴岡八幡宮で催される色鮮やかな祭りや珍しい行事などに魅了され写真撮影させてもらった自分です。それが今,同じ八幡宮でこうして御祓いを受けているのです。

物事はすべて表裏一体。普段は気づかないことでもよくよく考えてみれば・・・

1回,2回,3回と粛々と茅の輪をくぐれば,わずか数分の間でも意外といろいろなことが去来するものですね。水の中を回転する洗濯物のように茅の輪をぐるぐると回るうちに,こうやって公私ともども心身に染み付いた汚れや雑念が浮き立ってくるのでしょうか。 




半年に一度の魂の洗濯を終えた後,最後にお神酒の盃を受けて締め括り。

これで,リフレッシュされて,きれいサッパリ!

・・・などと単純にうまくいくわけありませんが,仕事や日常をしばし忘れてみれば,たとえ短時間でもおぼろげながらも日常の雑事を別の切り口から眺め直すことができたようで,不思議と少しばかり新鮮な感じがするものですね。

神職さんたちの純白の装束が印象的に目に映ります。
思えば,鎌倉に来ても観光や散策に何かとあっちこっちしている自分。たまには頭を真っ白にしてみるものかもしれないと思えた大祓式でした。

午後6時半,鶴岡八幡宮を後にして鎌倉駅東口の駅前広場に戻ってきました。夕焼け雲染まる駅舎を眺めながら,湘南カレー『ゆうゆう庵』へ。4ヶ月ぶりに会うマスターと雑談など交わしつつ夕食の鎌倉カレーを味わいました。








(レポート95号の訂正)
前号「深緑の今宮例祭 〜中世に想いをはせ鎌倉みちを往く」(2008.6.25)の記事に一部,誤りがありましたのでお詫びとともに修正いたします。
 レポート本文中で,順徳天皇は後鳥羽上皇の「次男」であると記載しましたが,正しくは「三男」でした。
 掲示板に書き込みをいただいている,巫女さんのご指摘により,誤りであることが判明しました。自分の調査ミスでしたので.この場にて,お詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。


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