鎌倉好き集まれ!kumaさんの鎌倉リポート・第3号(2003年12月31日)

2003年大晦日の鎌倉(大仏ハイキングコース)

寿福寺の参道は私の一番のお気に入り

いつもは観光客でごったがえす鎌倉も大晦日はひっそりムード。あと数時間後には、関東一円の初詣客で戦場となるでしょう。さしずめ、嵐の前の静けさといったところですね。

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地元で暮らす方々には、きっと久々にゆっくりと出来る一日じゃないですか?開いているお店もまばらで、年末の空気が忙しかった一年を想起させますね。今年一年を振り返りながら、人気(ひとけ)の少ない大仏ハイキングコースを散歩することにしました。

まずは小町から寿福寺へ。ここは、ひっそりとしたたたずまいが鎌倉らしくて大好きです。みんなには内緒ですよ。静かに過ごしたい人にだけこっそりオススメします。
源氏山への入り口はちょっと探さないと分かりにくいですね。まるで鎌倉時代に遡ったような錯覚を覚えます。でもきっと、そこがいい。

住民にとってはあまり紹介して欲しくないでしょうから、詳しくは言いませんが、ヒントは「政子」ですかね。往時を偲びながら頼朝公の待つ源氏山公園を目指しましょう。


・・・はぁはぁ。山道で少し息が切れてきました・・。
ε=(´。`A

源氏山への入り口を見つけられるかな?

誰もいない公園に頼朝公も寂しげ・・。

山を登ると達成感がありますよね!!
#もちろんこの程度で語っては、登山家たちにおこられますが(笑)

いつもはハイキング客で賑やかな源氏山公園も人はまばらです。

ここを最初に訪れたのは、小学校の遠足です。みんなでお弁当をひろげた記憶が鮮明に残っています。最近の小学生もここへ遠足に来るのでしょうか。

自分がどんどん大人になっても、今までもこれからもずっと小学生がここでお弁当をひろげてる姿を想像したら、どこかで小学生の頃の自分と気持ちの繋がったような楽しい気分になって来ました。
私の今住んでいる地方は、海が遠くて悲しいです。
車で1時間かけて着く海も、コンビナートとタンカーの並ぶ貿易港。おまけに工場の煙突からでる煙で空気も臭うので、窓すら開けられません。港にかかる橋のライトアップは奇麗ですが、やはり四角に切り取られてない海が好きです。

鎌倉には、素晴しい海があっていいですよね。江ノ島も由比が浜も葉山の方も本当に美しい。いつかこの海の見える暮らしをしてみたいものです。

ひとつだけ悲しいのは、心ない人たちの捨てるゴミがあまりに多いコト。今年由比が浜の花火大会を観た際には、座った形そのままにレジャーシートが捨てられていて愕然としたのを思いだしました。

一人ひとりの出すゴミ。コンビナートの出す公害の煙。
私たちは、自分たちの時間だけでなく、子供たちやそれこそ何百年も後世の子孫たちの暮らしにももう少し目を向けるべきではないでしょうか。

おっと、頼朝公や未来の小学生の遠足を考えていたら、いつになく真面目な記事になってしまいました。
(^-^*

ススキの先に材木座海岸を望む。

おばあさんも「藤沢行きはまだかしら。」

ハイキングコースを抜けて長谷に出て来ました。さすがに、高徳院のまわりには人が出ていますね。寒いのにソフトクリームを食べている人が目立ちます。

江ノ電に乗って、江ノ島まで散歩を続けることにしました。

(後半につづく)