鎌倉好き集まれ!クニケンさんの鎌倉リポート・第3号(2002年10月20日)
秋の気配の鎌倉(I)
秋の気配が少しづつ近づいています、鎌倉は初夏の紫陽花と秋の紅葉が最も似合う季節です、秋の気配を感じに鎌倉に行ってきました。東慶寺には10月桜が咲いていました、塀の向こう側にうす紅色の可憐な花でした。東慶寺は平日だと言うのに多くの観光客が来ていました。その中で何人もの人が庭の手入れをされていてこうした人の手で美しい庭が維持されているんだなと思いました。
東慶寺の山門を入ってすぐのところに白い秋明菊が咲いていました。秋明菊はこの頃よく耳にするようになった花です。花弁がちょっと肉厚な質感で普通の菊よりは重厚でいて1本だけで咲いていると結構可憐に見える不思議な花です。すごくきれいでしょ、私はなんとなくこういった一輪で咲いているような花が好きなんですが、この間のベストな花です。秋明菊はこのほかにピンク色のものなどもあるようです。
花の寺の海蔵寺でリンドウがそこここの庭で咲いていました、今がちょうど盛りなのかツルを伸ばしてその先に紫色の花をいくつもつけていました。リンドウと言うと1本の茎が垂直に伸びあまり高くない位置でいくつもの花がついていると言うイメージだったんですが鎌倉の寺のリンドウはみんなツルの先に咲いているものでした。
普通のリンドウでは無いんでしょうか?
リンドウと同じく秋の気配を感じさせる花の一つかもしれません、初秋から咲いている花です。色がぎらぎらした太陽をイメージさせるような原色バッチリと言う感じの色ではなく赤茶色さしづめ紅葉を始めた葉っぱの色と言う感じでしょうか?花弁の形が精密機械の時計のような感じでちょっと写真を撮ってみると自分が写真が上手くなったような錯覚をしてしまうような格好良い花です。