鎌倉好き集まれ!もくれんさんの鎌倉リポート・第29号(2003年8月31日)

夏の終わりに   大町・浄明寺あたり

ミズヒキ    大巧寺

今年の夏は、長雨か暑い日かでなかなか鎌倉に足が向かなかったのですが、この日は涼しくて散歩日和の一日。夏の終わりに大町から釈迦堂を抜けて歩いてみました。ちょうど13,000歩くらいでした。

ミズヒキ 【水引】  タデ科ミズヒキ属

小さな小さな花だけど、アップするとこんなにかわいいのです。
30cmほどの細い総状花序に横向きに間隔を置いてつく花は、4裂する花被片の上3枚が赤色、下の1枚は白色。

名の由来 ; 上から見ると赤、下から見ると白の細い花序を水引に見立てたもの。

キンミズヒキ 【金水引】  バラ科キンミズヒキ属

同じミズヒキと言う名がついているが、キンミズヒキはばら科の植物。花もアップすると上の赤い普通のミズヒキとはこんなに違います。

山野の道ばたや草地に生える多年草で、花弁は5個。蕚の先にはカギ状の刺がある。蕚は花のあと果実を包み込み、カギ状の刺で動物などにつく。

植物もいろいろ考えて生きているんですね。

キンミズヒキ   大巧寺

フヨウ    大町あたり

フヨウ 【芙蓉】

夏の時期、あまり沢山の花はないけれど、このアオイ科のフヨウ族の花は色んなところで咲いています。

ムクゲ、フヨウ、スイフヨウ、モミジアオイ、タチアオイ、ゼニアオイとか・・・

花は1日花で、朝開いて夕方にはしぼむ。次から次へと咲くので花の時期は長い。

シュウカイドウ 【秋海棠】

名は 漢名 秋海棠の音読み。

ばら科のカイドウに花色が似て秋に咲くからといわれていますが、光則寺で7月にも見ました。そのほかでもよく見かけました。このごろ花の時期もズレてきているのでしょうか。

アップすると蝶々みたいですね。

シュウカイドウ   大町あたり

クサギ    釈迦堂切通しのあたり


クサギ 【臭木】  くまつづら科クサギ属

臭木は葉に臭気があるのでいうが、花は芳香がある。


果実は染料。時には若葉を食用にする。

これから山などで花が少ない時期、とても綺麗に目立って楽しませてくれます。種になっても赤く目立って綺麗です。