鎌倉好き集まれ!もくれんさんの鎌倉リポート・第38号(2004年2月9日)

春を探しに・・・

福寿草    海蔵寺

春を探しに北鎌倉から歩いてみました。もう梅の花は道すがら結構咲いていました。毎年海蔵寺に福寿草を見に来ます。今年も可愛く咲いていました。

フクジュソウ  【福寿草】   きんぽうげ科
             別名  側金遼花,元旦草,元日草,
花言葉    幸せを招く

昔から日本ではめでたい花とされて、花言葉もおめでたく『幸せを招く』。花が咲いたら、幸せもやってくるかも知れません。
フクジュソウは大きくなるとニンジンのような葉が伸びて、これがあの可愛いフクジュソウだったのかと思えるほどです。地面から直接花が咲いている状態の今が一番可愛いね。
オウバイ 【黄梅】    もくせい科

黄色い花を梅になぞらえていう。漢名 迎春花。中国原産。1661年以前に渡来。庭や鉢などに栽植される落葉低木。

   ちっちゃな春

   うめのつぼみが  ふくらんでいるよ
   ちいちゃな春が  いまにもはじけて  出てきそうだよ
   ももいろの  花びらの中から
    ーーーちいちゃな春  ひ、 と、 つ

                  堀 明子

おうばい    大巧寺

はぼたん    ぼたもち寺

ハボタン 【葉牡丹】  あぶらな科  別名 オランダナ、花きゃべつ、牡丹菜
花言葉    利益  祝福

エピソードといわれ
 ハボタンは、江戸時代に欧州から渡来し、当時はオランダの名前で呼ばれていました。ハナキャベツとも呼ばれるようにキャベツの仲間で、花ではありません。ただ色彩の乏しくなる季節でも、赤や白に色づ、明るい葉の色で彩ってくれる花のようにみえる貴重な植物です。
 中国三国時代の戦術家、諸葛孔明は、行く先々の戦場で、キャベツを栽培しては、兵士の食料にしたという故事があります。そんなところから『利益』という花言葉が生まれたようです。
本覚寺の境内には、いろんな種類の梅の花が咲いていました。とっても綺麗な色と八重で美しいのをアップで撮ってみました。

ウメ   【梅】  バラ科サクラ属 
花言葉   忠実  気品

ウメが日本に中国から入ってきたのは、万葉の時代です。薬物の「烏梅(燻梅」はもっと古くから入っていて、烏梅の呉音が「ウメイ」であったことから、ムメ→ンメ→ウメになったようです。

綺麗な梅      本覚寺

ミツマタ     妙法寺

ミツマタ  【三椏・三叉】  ジンチョウゲ科

枝は必ず三叉になって伸び、樹皮は強靭な繊維を含んでいるので折っても切れにくい。葉は薄く、葉柄を持つ広披針形、全緑で裏面は白味を帯び、両面に毛がある。晩秋に落葉した後、つぼみを垂れてつけ、早春、新緑が出るのに先立って開花する。一見、蜂の巣状にむらがってつく。漢名は黄瑞香(おうずいこう)樹皮の繊維は日本紙の原料となる。

妙法寺…久しぶりに入れました。土・日だけ入れるようです。
ミツマタの花はもう少し先に咲きそうですが、東慶寺、海蔵寺、大巧寺にもありました。