鎌倉好き集まれ!女将さんの鎌倉リポート・第3号(2006年1月10日)

本覚寺の「鎌倉えびす」と「本えびす」

12月31日午後11時 

七福神巡りでお馴染みの「鯛」を抱えてにこやかなお顔の「えびす様」

ここ「本覚寺」に祀られている「えびす様」は、鯛ではなく弓を持っているので「弓」に「人」で「夷」と書きます。

毎年1月1日~3日は「鎌倉えびす」
1月10日は「本えびす祈祷会」が11:00より、12:00からは「新春福餅つき」が行われます。

12月31日午後11時
除夜の鐘を撞く人や、初詣の人々がぼちぼち集まり始める頃

いくつかのテントには「にぎり福」「開運たこ」や「焼き鳥」「ラーメン」などの屋台が並びます。
焼き鳥つまみに燗酒で暖を取りながらその時間が来るのを待つ人もいます。

やがて「除夜の鐘」が鳴り響き、年が明け「鎌倉えびす」は3日まで続きます。
そして、今日10日は「本えびす」(十日えびす)

11時から祈祷会が始まっていましたが、本覚寺に着いたのは11時半頃

境内には沢山の人が集まり、、、何故か警官の方も・・・

1月10日は「110番」の日なので、鎌倉警察署の「防犯キャンペーン」の行事も行われていたんですね。

笹に「鯛」や「千両」などのお宝を付けた「福笹」を求めた参拝者には、艶やかな「福娘」の口上が響きます。

「○○様 家内安全・商売繁盛お祈り申し上げます~」デデンデン・・・と太鼓の響き
12時からは皆さんの今日のお目当て「福餅つき」が始まりました。

地元の商店主らが代わる代わる餅を搗き、若い僧侶も飛び入りで・・・

そろそろ餅も出来上がる頃、いよいよ「福娘」の出番です。

一斉にカメラが向けられます。

福娘がしとやかに杵を振るい終わると「福餅」の出来上がり

小さく丸められ辛み餅とあん餅になり、参拝者に振る舞われました。

600食の「福餅」はあっという間になくなってしましました。


この「鎌倉えびす」と「本えびす」は華やかで賑やかな鎌倉の正月行事と言えるでしょう。