鎌倉好き集まれ!poko fukuokaさんの鎌倉リポート・第83号(2009年12月29日)

法性寺の古絵葉書

法性寺の古い絵葉書手に入れましたので、いつものように行ってきました。

法性寺についてですが、鎌倉の松葉ヶ谷に草庵を結び、布教活動を 行っていた日蓮に、ある時、焼き討ちされてしまいます。
その時 山王神のおつかいの白猿に導かれ、山を超え、ここ法性寺まで逃げて岩窟に隠れた伝説があります。
法性寺の有る場所は、逗子市なので鎌倉のガイドブックに載っていませんが、名越切通から、ハイランドへ向かう途中から降りて行くのが良いと思います。

絵葉書の題名は「御猿畠日朗菩薩御廟」と「御猿畠日蓮大聖人避難ノ岩窟」に なってます。
日朗菩薩御廟の現地に行き絵葉書と見比べた時 木が減ってますが、現在と余り変わらないじゃないかと思いましたが、なんだか微妙に違う、
まず廟の前の記念碑が違う 近づいて読んでみると、昭和44年に改築、増築した事が書かれてました。
絵葉書に写った古い碑は、廟の横にあり、大正8年の改築の記念碑でしたので、この絵葉書の写真は、大正8年以降に撮られたのが分かった。

避難ノ岩窟のほうは、形が変わってますね、もしかしたら、関東大震災 大正12年で、多少崩れ、後で形を整えて 現代の形になったのかもしれません。
もしそだとすると、大正8年から大正12年の間の短い時期に撮られたものになります。

境内

右側から日朗菩薩御廟、本堂?、岩の一部に黒く見えるのが、避難の岩窟、鳥居をくぐり登りますると山王社が有ります。

山門は横須賀線 鎌倉から逗子へ向かう途中 左側に見えます。

山門