連日の猛暑続きなのに、やはり夏らしさを味わうには、海岸でのんびりと潮騒を耳にしながら、海を眺めるのがいいですね。江ノ電の七里ヶ浜駅で下車して、行合橋のところから七里ヶ浜に降りると、海水浴客が散在しています。江ノ島方面へ歩いて行くと、次第に人気は少なくなってきます。鎌倉高校駅との中間地点で、砂浜にシートを敷いて、腰を下ろします。左右100mくらいは誰もいません。さながら、プライベート・ビーチ気分でくつろぎます。

　右手に江ノ島、左手に逗子や葉山の海岸を遠望しながら、寄せては返す波を無心で観察しています。海岸には漂着物が色々とありますが、目障りなものだけ左右に除去して、視界に入る砂浜を浄化しておきます。ここには、花も神社仏閣もありませんが、少なくとも海だけはたっぷりと視覚と聴覚に入ってきます。

　雨用の折りたたみ傘を開いて、日除けにします。お金をかけなくても、十分に豊かな時間を過ごすことができます。