鎌倉好き集まれ!鎌倉ほいほいさんの鎌倉リポート・第22号(2011年3月6日)

鎌倉三十三観音巡り 3月6日 (其の弐)

◇元八幡宮◇

 次に本興寺さんに行きましたが、法事のためお参りだけして元八幡宮に行きました。前回は、時間が遅かった(って迷子になって探しているうちに暗くなったんでしょうが!)のですが、今回は、お参り後に向かいの社務所で御朱印が頂けました。
 石清水の井を眺め(ちょっぴり嬉しい)つつ、鎌倉三十三観音巡り出発です。

◇いきなり、補陀洛寺へ◇

鎌倉三十三観世音第17番

 えっつ!「九品寺」じゃないの?いえいえ補陀洛寺さんです。実は、九品寺さんに立ち寄ったのですが、「本日は、御朱印ご遠慮下さい」の張り紙が・・・
 でお参りだけ済ませて補陀洛寺へ参りました。住宅街の中にひっそりと佇むお寺さんです。樹齢200年のサルスベリが迎えてくれます。夏に花咲く頃、お参りしたいものです。
 門前に「山内不幸」とありました。「何と読むのだろう?何のことだろう?」その時は分かりませんでしたし、御住職にお聞きするのも躊躇しまして・・・。
 後日調べましたら、お寺には山号があります。仏教の寺院名に付与される修飾語の一つだそうです。だから「当山は・・・」等と言う言い方をする訳なのですよねぇ!
 で「山内不幸」は、「さんないふこう」と読み、この貼り出しは、一般家庭で言う「忌中」の貼紙だそうです。山内で不幸が有りましたというお知らせなのだそうです。
 
 全然知りませんでした・・・・・・。

◇光明寺◇

鎌倉三十三観世音第18番

光明寺ワイド

左前から記主、鎮西、法然、、善導、釈尊、後方左から、勢至、弥陀、観音

 鎌倉の中心街は、お参りする人でごった返ししています。ここ材木座海岸は、サーフィンやウィンドサーフィンをする人でいっぱいです。光明寺の山門と海岸の雰囲気(古いものと新しいものと)のコントラストが見事です。いにしえの本堂は、現在修理中で、だだ広い本堂の間に大の字になって寝ると「日本に生まれてよかったぁ」と感じました。
 本堂の周りは外廊下があり、一周できます。ここから石庭が観られます。この石庭は「三尊五祖の石庭」と言われています。
 三尊・・・・・阿弥陀如来、観音、勢至両菩薩(極楽浄土の仏様)
 五祖・・・・・お釈迦様から光明寺開山良忠上人に至る念仏を広めた五人の高僧

 お釈迦様・・・仏教の始祖
 善導大師・・・中国、唐時代の浄土宗の僧、法然上人の師
 法然上人・・・浄土宗の宗祖
 鎮西上人・・・浄土宗の第二祖、良忠上人の師
 良忠上人・・・光明寺の開山、浄土宗の第三祖

だそうです。
 石はこの三尊五祖を見立てて、左前から記主(良忠上人)、鎮西(鎮西上人)、法然(法然上人)、善導(善導大師)、釈尊(お釈迦様)、後方左から、勢至(勢至菩薩)、弥陀(阿弥陀如来)、観音(観音菩薩)となっています。

 時間が止まった空間のようです。何時間でもここに居られそう、そんな雰囲気が伝わります。

◇蓮乗院◇

鎌倉三十三観世音第19番

 続いて蓮乗院さんです。光明寺さんに向かって右側にある、こじんまりとしたお寺さんです。
 光明寺を開山した記主禅師良忠上人が、落成に至るまでの間、この蓮乗院に居住して督励に専念された由緒があり、その後、新住職が光明寺に入山の際には、必ず一度この蓮乗院に入り、改めて本山方丈に向かう慣習が残っているそうです。

◇千手院◇

鎌倉三十三観世音第20番

 続いて千手院さんですが、光明寺さんに向かって左側にあります。光明寺の塔頭のひとつで、元は光明寺の寺僧寮であったそうです。垣根が「竹?」で出来ているのも珍しかったです。



と言う訳で決まり文句!


・・・・・・次回 3月6日 (その参:ラスト)に続く。