鎌倉好き集まれ!わびすけ☆さんの鎌倉リポート・第22号(2006年2月26日)

もうすぐ”桃の節句”

夫婦雛

◆夫婦雛(英勝寺にて)

来週の”ひな祭り”に向けて鎌倉の状況を少し報告します。

鎌倉西口の今小路沿いにある英勝寺(白梅をレポート14号で
紹介)の受付には、夫婦雛が飾られておりました。
鎌倉唯一の尼寺ということもあるのでしょうか、
訪問者への暖かい心使いを感じます。

「桃の節句」というのは、旧暦の桃の花咲く時期のイベント
だったからだそうすが、今の時期ですと、梅の節句になって
しまうかもしれませんね。
◆吊るし雛(小町通の途中)

小町通のお店にも、”吊るし雛”が飾られていました。

幾種もの人形たちに、ひとつ、ひとつ思いを込めて
子供たちの幸せを願うそうです。

伊豆の稲取温泉が雛つるし飾りの発祥の地とのこと。

吊るし雛その1

吊るし雛その2

◆吊るし雛(今小路の途中)

今小路にも飾られていました。

ショーウインドウ越しに見せてもらいましたので
ちょっと、見ずらくで申し訳ありませんが、
いろんな種類の吊るし飾りがありましたよ。

☆参考で、
「実相寺で紹介されていた今月のことば」

  梅 ひらき  桃 ふくらみて 桜 まち
◆多重のひな壇(これは隣町)

これは、鎌倉ではありませんが、自宅近くの庭園で
公開されていた多重ひな壇です。

ずっと昔、子供の頃、箱に閉まっていた人形飾りを
妹のために飾りつけるのが兄の務めでした。
飾り付けの場所、順序、特に五人囃の道具の持たせ方
に苦労した思いがあります。
写真にはないですが、右近の桜、左近の橘の飾りがあり、
京都御所などで実際の木があるのを見て感激した事も
思い出されます。

多重ひな壇

曲水の宴

◆曲水の宴(後楽園)

これも鎌倉ではありませんが、実家近くにある
後楽園で曲水の宴が行われる流店です。

ひな祭りに合わせて、”曲水の宴”が催されます。

中央の水路を通し色彩に富んだ奇石六個を配置。
手前の上流からお酒の入った杯を水に流し、
それが自分の席に来るまでに即興で和歌を詠む。
その杯を取って酒を飲むという趣向。
桃花酒は、桃の花をひたした酒を飲むそうで、
邪気をはらうそうです。 
これだけは、来週体験できそう。

-おしまい-